一里塚|シャシンとカメラのお板
日々撮りためた写真やお気に入りのカメラ、プチ薀蓄などをご紹介しています
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姉小路の名筆1
姉小路、これを「あねやこうじ」と読みます。「あねこうじ」でも「あねしょうじ」でもありません。
京都の地名はややこしいですね。まぁこれはどこに行ってもその地方独特の読み方がありますので、
ある程度歴史とか方言を理解していれば何とかなる場合もあるのですが・・・

さて姉小路は三条通の一筋北側、御池通の一筋南側にあり、細いなんの変哲もない路地に見えますが、
拡幅された御池通と比較するから狭く思うだけで、三条通と道路幅は変わりません。
東は寺町通から西は西大路を突き抜けて太子道に突き当たるまでの東西幹線で、平安京の頃からの道筋です。

この通り沿いには観光的な名所というのはありませんが、老舗の店舗が沢山あり、シックな趣を醸しています。
特に烏丸通から寺町通までと寺町通姉小路上ル下ルの店舗には仰天の名筆看板が並んでいるんです。
それを何回かでご紹介しますので、機会がありましたら露店美術館を一度ご覧下さい。
これだけまとまって見られるのは京都でもここをおいて他にはありませんよ。

烏丸通から姉小路通にはいるとすぐに北側にこのお店が見えます。
「御菓子司亀末廣」という京菓子の老舗です。
姉小路の名筆1#1

このお店の看板は檜の一枚物、この書は山本竟山(やまもと きょうざん)筆になるものです。
山本は大正時代の書道家で、かの湯川秀樹博士も山本の弟子であったそうです。
看板板の回りにブツブツ穴が開いていますが、これは古い和菓子の木型を額縁に見立てたんだそうです。
姉小路の名筆1#2

そのすぐそばには老舗の表具屋「春芳堂」があります。
軒上の看板は明治大正の京都画壇の重鎮竹内栖鳳(たけうち せいほう)の筆です。
春芳堂は竹内お抱えの表具屋というご縁でこれを書いたようです。
軒下にかかる小さめの看板は、これがなんと富岡鉄斎(とみおか てっさい)の筆であります。
姉小路の名筆1#3

今日のラストは「柚味噌」、この看板は北大路魯山人の筆でありますよ。
この看板は実は模刻でホンモノは大切に店内に展示されているとのことです。
ホンモノは魯山人自らが彫ったものだそうで、多彩な芸術家の一端を伺わせます。
姉小路の名筆1#4

今日のご紹介分は姉小路通を烏丸通から東に100mほど入っただけであります。
まだ姉小路通ギャラリーは500mほど残ってますよ。 (^_^;

CONTAX G1 / Planar T* 45mm F2 / NEOPAN 400 PRESTO ND-76 1:1 23℃ 8分

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テーマ:街の風景 - ジャンル:写真

コメント
この記事へのコメント
京都は古い物が残ってるというか残る風土なんですね。
それでいて最新技術で頑張る会社もありですから新旧ごちゃ混ぜですね。
魯山人しか判りませんでした(汗)。
2007/06/27(水) 22:01:11 | URL | forester #r4PPa4LM[ 編集]
表具屋さんのでお買い物はないけど、京菓子と柚味噌は、おみやげにもなりますね。高そうだけど・・看板にも価値有りですねぇ~
2007/06/27(水) 22:27:33 | URL | 亜哉 #6Rfj3HqM[ 編集]
こんばんは、MADAMさん。
建物に合わない郵便ポストですねぇ~(笑)
後ろの景色も・・・
時代劇収録とかに使われるのですか?ここ。
2007/06/27(水) 22:43:30 | URL | みやっち #smiPhBPU[ 編集]
この辺りは昔からの老舗がずらっと並んでますね。
いちげんさんが、入っても冷たい視線が帰って来そうで
いつも外から眺めています。
京の夏は暑いから、今のうちですね(笑)
2007/06/27(水) 22:46:09 | URL | SCR #9q2FTWbs[ 編集]
foresterさん、よくまぁこんなのがってのがひょこっと残ってますねぇ。
こちらの人は捨てられない性質(タチ)なんですかね・笑
そうかと思えば日本で最初に電車走らしたり、ユニークな起業したり。
京セラ、ムラタ、ローム、シマズ、ワコール、任天堂、、結構ありますねぇ。
魯山人だけ、、、勝ったかな、アタシは+鉄斎まで知ってました。 (^^ゞ

亜哉さん、ここらでお土産買おうとしたら大変ですよ。 (・・;)
あの和菓子屋、出来合のもあるんですけど、入ったらお茶出してくれて、
「へ、今日はどんなん作らしてもらいまひょ、お遣いもんですかいな?」
基本は用途を伝えて季節と格を勘案して一品物で作りますから・・・
「いえ、あ、あ、あの、、、今日はちょっとした気楽なお土産ですんで、出来合で・・・」

みやっちさん、このポストは、、、ネェ・汗
この通り一帯と、縦の通りでは高倉通あたりが古民家、古商家の残ってるところですので、
バックがどうしても近代ビルになってしまいますね。
時代劇ロケでは使われませんね。太秦にまだ撮影所残ってますからセットを作ってしまいます。

SCRさん、そうなんですよ、このあたりのお店は古い老舗ばっかりなんで、
勇気をふるって店に入っても見本商品はチョロ、しかも値札が付いとらん。
いっぺんこんなとこで「あ、いつものやつ見繕うて届けておくれ」言うてみたい!・笑
2007/06/27(水) 22:58:54 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
和菓子のプレタポルテ・・ありゃま~・・笑
2007/06/27(水) 23:23:39 | URL | 亜哉 #6Rfj3HqM[ 編集]
なんとまあ超有名人の筆ばかりですね。これはそれぞれ
今の価値は数百万以上ですね。お宝だらけで驚きました。
当方、陶芸家の端くれなので、一応全て知っています。
会った事はありませんが・笑
2007/06/27(水) 23:34:29 | URL | kan #mQop/nM.[ 編集]
亜哉さん、プレタポルテでもオートクチュールでもええんですけどね、
二十四節気に合わせて、あるいは手に入った素材に合わせて結構新作があるんです。
たまたま店に行った時に「今日はこんなん作りましてん」とそれを出されたら、
「ほな、一つもろときましょか」お買い上げするのが礼儀になってますので、
くれぐれもお気をつけください。 (^^;)

kanさん、とんでもない露天ギャラリーですよね・笑
京都には「先生」や「旦那」と呼ばれる著名人がかなり生息していますし、
芸能、教育関係者も相当いらっしゃいます。商店だけでなく貸席でも
それぞれがお店のご贔屓筋としてついて共存していましたから、
例の一見さんお断り伝説みたいなことになったのかなぁ、と思います。
2007/06/28(木) 08:49:06 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
なんともはや、外人さんも京都に残る日本の文化の奥深さを感動して見てくれるようですね。
日本人の田舎者は言われてびっくりため息が出るだけです。
京都の気位というか、誇りを感じます。
以前京都の親せきの家に遊びに行ったときお土産を忘れていたので買い足そうと思ったら・・・
京都には京都の土産しかないので途方に暮れたことがあります。
東京あたりですと八重洲で全国土産、浜松町でやまやの辛子めんたいが買えるのに。
2007/06/28(木) 10:51:53 | URL | 610 #ENvXJ/Og[ 編集]
610さん、思わず「へ~」「ホ~」しか出ないとは思いますが、
「先の戦争で焼けてしもうたからねぇ」の戦争が応仁の乱だったりするところですから・汗
気位の高いのも良し悪しでね、チョイと付き合いにくいですが、
褒めたら機嫌よくなるので、コツを掴めば扱いやすいのかも・笑
お土産は、わざわざ京都まで来て他所のを買うことないとは思いますが、
いろんな事情で必要な方も居られるようで、京都駅ビルの地下にはそこそこ・・・
あと、四条通の大丸や高島屋なら有名どころがテナントで入ってたりしてますよ。
そうそう、京都訪れて京都のものをお土産にってのも一興ですよ。
普段お遣い物でお土産買っても自家用にはなかなか買わないので、意外と喜ばれます。
2007/06/28(木) 11:10:42 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
立派なたたずまいのお店ですね。
こういうのが残っていくには相当な力が必要だと思いますが、それがあるんですねうらやましい。
2007/06/28(木) 18:44:31 | URL | doru #-[ 編集]
自分も印象でこのような歴史あるお店が残っています。
品もあり特別だなぁ~と思います。

表紙の紫陽花・・良い色ですね!
2007/06/28(木) 19:21:27 | URL | nonakadesu #-[ 編集]
doruさん、写真にしてみると立派なお店に立派な看板ですねぇ。
実際に歩いて見ていると、別にどうってことないものに見えてしまうんですけどねぇ。
それでもきちんと磨き上げられた看板や桟、普段のお手入れの良さがよく分かります。

nonakaさん、歴史も由緒も格式もある老舗、なかなか敷居も高いんですよ・汗
アタシなどにはなかなかご縁のない店ですが、それでも残って欲しいとは思いますね。
表紙のアジサイはジリジリ照りつける太陽の下、へろへろになって撮りました。 (^_^;
でもおかげさんでフォルティア効果がバシって出てくれて撮影は大成功でしたよ。 (^^)v
2007/06/28(木) 19:41:04 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
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