一里塚|シャシンとカメラのお板
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一之船入
ここは以前にもご紹介した一之船入です。暫く行っていないので眺めに行きました。

(1) 一之船入#1

高瀬舟が現役で高瀬川の荷役運搬に使われていた頃、ここが源流の船溜まりでした。
場所は木屋町通押小路上ルという二条大橋から少し南のところにあります。

この船溜まりは以前はもっと広かったのですが、一部埋め立てられて狭くなってしまいました。
北側に日銀の現京都支店ができ立ち入りが厳重に管理されているので、この隙間から見るしかありません。

南側には押小路沿いに船溜まりとの間に当時からの船宿や料理屋が軒を連ね、
昔の賑わいを想像することができます。

(2) 一之船入#2

ここから高瀬川が木屋町通に沿って下ってゆくと、二之船入、三之船入といくつもの荷下ろし場があり、
河原町方向に直角に切り込んだ船着き場がありました。今ではほとんど埋められて痕跡もありません。

この一之船入の船宿や料理屋には押小路通りから入りますが、
それを通りの側から眺めるとこんな感じの街並みになっています。

(3) 一之船入#3

この通りを挟んだ向かい側も昔は料理屋や旅館が並んでいたのですが、
現在は再開発されてホテルオークラ京都になっていて、通り北側だけに残っています。

1階軒の小屋根にはちゃんと鍾馗さんが据えられていますが、ちょっとあさっての方を向いています。
これはお向かいに同業者お仲間のお宅があった当時の名残で、本来は正面を向いて
邪気を払う睨みをきかすものですが、お仲間の玄関を睨んでは申し訳ないと視線をそらせているのです。

(4) 一之船入#4

このあたりの船宿の残っている一帯は町名には「一之船入町」という名前が残っています。
観光客でも訪れる人は少なく、不思議と日本人より欧米の外人さんをよく見かけます。
京都に来る観光客は日本人より海外からのお客さんの方が良く歴史を調べてこられているようです。


SONY α700 / SIGMA AF ZOOM 18-125mm F3.5-5.6D DC

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テーマ:京都の風景 - ジャンル:写真

コメント
この記事へのコメント
これは貴重な絵ですね?
中々見ようと思っても、地方のものには出来ない相談で・・・
町屋の鍾馗様も初めて拝見するような気がします、
2009/10/25(日) 19:29:52 | URL | めだか猫 #grGQ8zlQ[ 編集]
そうなんですよね!外人さんの方が、知識を持っていて恥をかいたことが、あります・・笑
2009/10/25(日) 19:52:53 | URL | nonakadesu #-[ 編集]
猫さん、軒の鍾馗さんは偏って存在はしますが、結構旧市中で見られますよ。
普通は正面を見据えているので、玄関に向かうと鍾馗さんと目が合ってしまうんですが、
(仲のよい)向かいのお宅と玄関が向き合ってる場合には鍾馗さんの目を逸らします。
2009/10/25(日) 20:31:23 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
nonakaさん、最近の欧米からの外人観光客の方々はホントによく調べてますね。
ガイドブックやネットで予備知識を仕入れるのはもとより、専門書を読んだりして。
ですから私たちが穴場で確保した場所で出会ってビックリなんてこともよくあります。
「何でこんなとこにあんたらが来てるの!?」と唖然とします・笑
2009/10/25(日) 20:36:47 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
巨大な街に埋もれてこんな歴史のある一角が
あるんですね。知りませんでした。
風情ありますね~
外人さんの方が知ってる事ってありますよね。
かなり詳しく調べられて来日される方が多いように思います。
2009/10/25(日) 20:36:49 | URL | フジッペ #-[ 編集]
フジッペさん、京都に限らないですが、ごく狭い所にとんでもないものが埋もれてる、
こんな意外な発見って結構ありますね。この場所も隣が近代ホテルだけにとても不思議な空間です。
外人さんの探求心というかよく勉強してきてるのには舌を巻きます。地図もよく読み込んでいて、
地元に住んでる人間でも「あんたそんなことまで知ってるん?!」ってことよくあります。
なんか今日晴れてしまいましたねぇ・・・・怒 (`へ´)
2009/10/25(日) 20:44:24 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
今日はこっちは一日中曇りでしたよ。時折小雨も・・
2009/10/25(日) 21:39:12 | URL | フジッペ #-[ 編集]
あら、フジッペさんそうでしたか。こっちは好天・涙
次の週末晴れてくれるといいけどねぇ。
2009/10/25(日) 21:54:08 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
判っていても京都の舟運はピンとこないですよ。改めて読んでみますか?高瀬舟。
毎日が日曜日と思っていたら、女房の代役でおさんどんやっとりました。
2009/10/25(日) 23:00:32 | URL | forester #2ukxmIo6[ 編集]
foresterさん、京都だけでなく大阪も滋賀も関西圏は水運が主流だったんですよ。
川と縦横に走る運河で重量物を運ぶ、勿論海運で遠隔地とつなぐ、船が主役です。
当然馬車や牛車、人車もありましたが運べる量はたかが知れてます。
水のあるところ運搬も旅も船ですね。
おさんどんですかぁ、私は毎日やってますよ。
今日も買い出しで両手に荷物いっぱい運んできました・涙
2009/10/25(日) 23:16:16 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
ご無沙汰しております。
こういうちゃんとしたレポートに感心してしまいます。
私は書くことが苦手でして、まあ頭の中も空っぽなのでしょうがないですが、誰か代わりに書いてくれないかなぁと思うことばかりです。(汗
馬鹿馬鹿しいことは、次から次へと出てくるのですが・・・
2009/10/25(日) 23:17:46 | URL | minareli #zNzN/CDA[ 編集]
minareliさん、随分お久しぶりですね。
あなた様は一旦潜るとかなり長時間潜水できるから、なかなかお姿拝見できませんね。
私も書くのは余り好きじゃなくて、書く前に整理なんかできませんよ。
だからイメージ作手それを一気にはき出すだけです。だからアップしてから
間違いに気付いてナイショで結構手直ししてます。
アホなことは確かに次から次に出てきて、アタシも脱線はしょっちゅうです。
2009/10/25(日) 23:44:33 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
>海外からのお客さんの方が良く歴史を調べて

耳が痛いです。彼らはちゃんと見たいものを考えて
来ますね。単にボーっと見に来るわけではない。
日本人は下調べが少ないですね。
2009/10/25(日) 23:50:36 | URL | kan #mQop/nM.[ 編集]
kanさん、実に耳の痛い評価で、悔しくなることですが、実際そうなんですよ。
彼らは何に価値があって、自分が何に興味があって、それを確実に見るために
実に周到な準備をしてきます。この研究熱心さには頭が下がりますね。
行き当たりばったりも気楽で楽しいですが、彼らも結構行き当たりばったりをやります。
でもそこで自分が何を見て経験するべきかということをちゃんと考えてますね。
だから思いつきでも外さないんですよ。大したもんです。
2009/10/26(月) 00:10:12 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
まったくですね。
私達は自分の国の歴史すら怪しいものですから・・
恥ずかしい話ですね。
2009/10/26(月) 09:52:13 | URL | doru #-[ 編集]
doruさん、歴史教育のスタンスは隠す教育なので、教えられないことが多いですね。
当たり障りのないイベント主体の飛び石授業では歴史の流れとか必然性や理不尽が分かりませんから。
愚民が愚民を産む循環を繰り返していては、国は滅びると思うのですけどね。
2009/10/26(月) 11:23:23 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
ほんとうに素晴らしいところをよくご存じですね。
ここは夕暮れ時に来てもいい写真が撮れるかもしれませんね。
日本に帰ったときは、そういう風情を味わいたいです。
2009/10/26(月) 12:06:09 | URL | jakartafe3 #.j2BAk02[ 編集]
こうやってコジンマリ片付いているのは、好きですね。
どうしても、現代のものが入り混じると風情がなくなっちゃいます。
2009/10/26(月) 12:25:54 | URL | サムスル #8f0QfD5U[ 編集]
fe3さん、ほんの狭い範囲ですけど、ここは子供の頃からの馴染んだ場所なんで好きなんです。
午後の斜光も夕景も好きなんですが、写真を撮ろうとするとこのアングルは逆行になってしまいます。
そこが写真的には辛いところですね。帰国されたときにはご連絡を、、、ご案内しますよ。
2009/10/26(月) 12:33:21 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
サムスルさん、実に狭い範囲で、広くバックを撮ると高層ビルが入ったりしますが、
それでも良くここまで保存されている物と感じますよ。せっかく残っていてもポツンと孤立、
そんなケースが結構ありますからね。ここも歯抜けにならないように願っています。
2009/10/26(月) 12:35:57 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
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