一里塚|シャシンとカメラのお板
日々撮りためた写真やお気に入りのカメラ、プチ薀蓄などをご紹介しています
200705 123456789101112131415161718192021222324252627282930>> 200707
京都に夢殿?
先ずはこの写真を見ていただきたい。
ホントは撮影禁止なので焦って撮ったら傾いてしまいました、ご容赦 (^^ゞ
何に見えますでしょうか?
八角だし、、、夢殿かなぁ・・・それにしてはミニサイズだなぁ・・・

(1) 京都の夢殿?#1

いま京都の洛中西端は西大路通ですが、ここに三条、四条、五条と東西の幹線道路が交わっています。
ところが二条通はありません。この旧二条通はいつの間にか太子道(たいしみち)と呼ばれ、
西大路通を突っ切ってそのまま西へ延び、太秦の広隆寺に突き当たります。
この広隆寺は鎌倉時代に聖徳太子信仰が盛んになるとともに栄え、太子道を通って京の善男善女が訪れました。

飛鳥時代に山背(やましろ:当時の京都の呼称)で渡来人の秦(はた)氏が広隆寺の前身蜂岡寺を開き、
聖徳太子を支える重鎮として飛鳥と交流の深かったこともあり、夢殿をそこに建てたと伝わっています。
蜂岡寺はその後廃寺となりましたが、現在の広隆寺にそれが引き継がれたということです。
その所縁によって鎌倉時代に広隆寺の中に夢殿が建てられたと言われています。

この夢殿は正式には桂宮院(けいきゅういん)と称し、広隆寺の西北敷地内にあり、国宝指定を受けています。
(2) 桂宮院は美しい築地塀と竹林に囲まれてひっそりと建っています。
(3) いまは使われていませんが、桂宮院に直接入れる参道も残っています。
(2) 京都の夢殿?#2  (3) 京都の夢殿?#3
現在は桂宮院には広隆寺の奥にあるこの細い通路から入ります。
ただし、桂宮院は四・五・十・十一月の日曜祝日のみの公開です。
公開日にはこの入口に受付のおばちゃんが立って入場チェックしています。
(4) 京都の夢殿?#4
公開日の早朝には開門と同時に真言宗修行僧の新人が先輩僧に連れられてお参りに来ます。
真言宗(厳密には聖徳宗)の修行僧は絶対にここにお参りしないといけないという不文律があるとのことです。
この日も私が来た時には先輩からいろいろ説明を受けながら新人さんが戻るところに出会いました。
(5) 京都の夢殿?#5
ここは普段全く人の入らないところなので、木々が自然のまま鬱蒼と茂っています。
(6) 京都の夢殿?#6  (7) 京都の夢殿?#7
桂宮院の入口横にはちゃんと広隆寺太子堂がありますよ。
普段太子詣でされる方はこちらでお参りするようです。
(8) 京都の夢殿?#8
いかがでしたでしょうか、久しぶりに知られざる京都の蘊蓄話でした。

CONTAX G1 / Planar T* 45mm F2 / NEOPAN 400 PRESTO ND-76 1:1 23℃ 8分

テーマ:史跡・神社・仏閣 - ジャンル:写真

copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.