港はご紹介しましたので、今回は町撮りその1をお届けします。
加太の町は昭和40年頃を境に町の姿としては時計が止まったような感じを受けました。
表の道も裏路地も建物も商店もその頃の風情が非常に良く残っていました。
今日はその表通り、細いけど良く人が通るような通りを歩いてみます。
南海電車の加太駅から港へと私が辿ったルートです。
なかなか立派な小学校がありましたが、この注意看板は何年経っているのでしょう。
町並みや出会った人々から想像するに、相当に過疎化と少子高齢化が進んでいると思われます。
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分かれ道には道標が建っています。さて、左に行くとどこへ? 読めんよぉ
加太小学校の生徒さんが町のために看板を作っていました。
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分かれ道に来たら、また道標がありました。
今度は左に行くと和歌山へ行くようです。右だとまたまた読めないところへ行くようです。
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暫く歩いていますと表通りから一筋入ったところにお風呂屋さんがありました。
ここは比較的新しく建てられたみたいですね。お客さんもちゃんと来てくれているのでしょう。
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この通りは昔からのメインストリートでしょうか、古い商店が多くありました。
これはパン屋さんですねぇ。
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こちらは化粧品も扱う薬局、カネボウのままでいいのかなぁ、クラシエとか何とかに変わりましたよね。
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ここも元は何かご商売を、、、駄菓子屋さんかな。ガチャポンがありました。
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こちらは本屋さんですね。実に懐かしい佇まいです。
私が小学校に入った頃、三年生あたりまではこんな本屋さんに教科書を買いに行きました。
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こちらは既に看板を下ろした豆腐屋さんの横にあった古井戸です。
元々は店の中にあったんでしょう、曲がり角の道路を広げたときに外に押し出されたように見えました。
ここは紀伊山脈が海辺まで迫っているので、いい水が出るんです。
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このあたりで一服とスーパー風に家庭雑貨と食料品を扱ってる店がありましたので、
そこに入ってみましたら小学5年生くらいの素朴な女の子が一人で店番をしていました。
そこで菓子パンを2個買ったら「おおきにぃ」ときちんと挨拶して見送ってくれました。
店の外の自販機で缶コーヒーを買い、気分良く近所の神社で昼飯代わりに腹に収めました。
そろそろ港というところまで来ましたら、ありましたねぇ釣具店、
引戸んとこの貼紙には「船の予約できます」「お弁当用意できます」とありました。
常連は電話1本で一切合切面倒みてくれるようです。
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