先日出張で東京に行った折、戻りの新幹線「季節臨のぞみ187号 博多行」に500系が入っていました。
日によって700系になりますが、この日は幸い500系でしたので、思いもかけずに乗れました。
しかものぞみ172号で東上して東京駅に着いてから、40分あまりも18番線ホームで待機しています。
おまけに30分近く前にドアが開いて乗車可能です。せっかくのサービスですので、
その間を利用してちょっと乗ったり降りたり、だめ押しの撮影をしてきました。
到着したのぞみ172号から乗客が降りてしまうと、発車まで間があるホームはひっそりしています。
隣の17番線には700系ののぞみが止まっていますが、サイズも格好もまるで違いますね。
異彩を放っているこの500系の方が断然格好いいです。光の加減がよければねぇ・・・・
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到着してすぐの500系先頭部のフォルムをしつこく撮りました。
丸くとんがったコンコルドのようなノーズ、低い運転室に合わせた変形乗務員扉など
この500系の一番そそるところです。
それにしてもばっちくなっています。1200kmも走ってきた後はこうなるんですかなぁ。
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前回のレポートでご紹介できなかった特徴あるパンタグラフも今回は撮ってきました。
独特のT形のパンタは改造で8連の山陽新幹線専用こだまに転用されると
普通タイプに取り替えられるので、もう見納めになってしまいます。
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横から見ても、前から見ても、後ろから見てもユニークな格好ですね。
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次にこの500系の最大特長でもある航空機のような丸い胴体断面を見てみます。
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客用乗降扉やデッキ付近を見れば、かなり丸みを帯びているのが分かりますね。
客室とデッキの間の扉も上部が窄められたようになっています。
ここまでは必要ないように思われますが、丸い断面に合わせたデザインと配管等の艤装面、
車体フレーム材との関係でこのように設計されているようです。
次は客室内です。
これは16号車、東京寄先頭車ですが、運転室に向かって天井が下がっている様子、
断面が丸いので航空機のキャビンのような雰囲気が分かると思います。
これは明るい室内に見えますが、300系や700系の車両に比べてかなり室内は暗いです。
明るい照明にすると天井が低いためにまぶしく感じるからだそうです。
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最後にこれはデッキにある車内案内図です。
他の車種となるべく合わせるように配慮されてはいますが、
サービスコーナーなどの配置が結構違っていますし、各車の定員も微妙に違います。
右上に写ってるフレームは、客用乗降扉の枠ですが、相当傾斜してついているのが分かりますね。
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このように独創的で挑戦的な車両が消えてゆくのは寂しいことですが、
新製当時のコストが他車種の倍近く掛かり、保守費も嵩むとなれば仕方ないのかもしれません。
さあ、もう一度乗る機会がくるでしょうか、、、あることを願っています。
KODAK EasyShare V570
このあたりは民家や商店がまぜこぜで通りに面しており、
通りを行ったり来たりするだけで一応普段の生活ができるようになっています。
まだまだ町の開業医もこのあたりでは見かけます。
以前はどこにでもあった小児科も今ではあるとありがたい存在になってきましたね。
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一般住居もちゃんと昔のままで残っています。
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七本松通にあたるところで一旦一条通は途切れますが、
その角っこには酒屋さんがありました。
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酒屋さんの一条通のお向かいの角地にはお決まりの床屋さんがありました。
この場所にあるということは、昔から続いたお店なんですね。
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この先は北野天満宮の門前商店街の通りに吸収され、一条通はなくなります。
この門前街は昭和36年まで最後の狭軌市電(N電)が走っていたところで、
北野詣でで今でも賑わっています。北野天満宮へは途中で斜めの変則道路になっています。
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変則状態は御前通(おんまえどおり)まで続きますが、そこでまた一条通は復活し、
西大路を超えて妙心寺のあたりまで細い一直線の道となります。
そちらの風景はまた別の機会にでもご紹介します。
FUJIFILM GA645zi / SUPER-EBC FUJINON ZOOM 55-90mm F4.5-6.9
/ FOMAPAN Creative 200 ND-76 1:1 23℃ 8分
上立売から今出川、中立売にかけての界隈は昔の京都の繁華な通りの風景をよく残しています。
このような昔ながらのおもちゃ屋さんも、未だに今どきのおもちゃも並べて繁盛しています。
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たまたまこの日はお休みでしたが、このような昔ながらの写真館も元気です。
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中立売通のちょっと手前、北側を東西に一条通が通っています。
この通りはほぼ昔のままの幅の狭い通りで昔の場所に通っていますので、
かつての京都の本通りの雰囲気を味わえます。
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一条通は、このあたりでは西行きの一方通行道路になっていますが、
道路の舗装を剥がし、電柱を木の電信棒に変えてイメージすれば、子供の頃に歩いた町が再現します。
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その昔、と言っても50年か100年ほど前に繁華街だったところに行ってみると、
子供のころに記憶している京都の一般的な町の姿がこうだったんだというのが見られます。
FUJIFILM GA645zi / SUPER-EBC FUJINON ZOOM 55-90mm F4.5-6.9
/ FOMAPAN Creative 200 ND-76 1:1 23℃ 8分