一里塚|シャシンとカメラのお板
日々撮りためた写真やお気に入りのカメラ、プチ薀蓄などをご紹介しています
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#52 Summaron 3.5cm F3.5
機材紹介第52弾は Ernst Leitz Summaron 3.5cm F3.5

西独ライツ社から供給されたライカスクリューマウント(M39)の純正交換レンズです。

#52 Leitz Summaron 3.5cm F3.5#1
ボディは試写に使った BESSA R4A で、L-M変換リングをかませてあります。

レンズ構成: 4群6枚対象型 コーテッド
フォーカス目盛: 1m ~ 20m、∞ 距離計連動
絞目盛: 3.5、4 ~ 22 (1絞りごとクリック付、不等間隔手動絞り)
フィルター径: カブセ36mm、ねじ込み22mm
マウント: ライカスクリューLマウント(M39)
寸法・重量(実測): φ36(鏡胴部、マウント座金・ツノ除く) x 23mm(フランジ面から)、145g
発売開始年: 1946年
生産国: 西ドイツ

このレンズはバルナックライカの交換レンズとして1946年から生産され、
ライカM3、M2の発売に合わせてMバヨネットマウントのものも並行生産された。
Mマウントのレンズは最短撮影距離が0.7mとなっている。
ズマロン35mm F2.8の発売により1960年頃に生産が終了した。
M3用はメガネ付、M2用はメガネなし(このレンズと同じスタイル)である。
当初はノンコートだったが、後にコーティング付となった。
レンズ設計は生産開始から終了まで変更なし。

小粒で軽量、描写がよい名レンズとして有名だが、かなり小さいので持つとズシリとした質感を感じる。
距離目盛がメートル刻印なので、ドイツ国内向けと思われる。(英米向けはフィート刻印)
このレンズは後期のコーテッドものである。


このズマロンは高解像多階調ながらコントラストが低く、軟調描写をするので有名です。
そこで試写にはあえてLucky SHD100を使い、明暗差の大きい被写体を重点的に撮ってみました。
なお、このフィルムは1000feet巻から切り出した最新乳剤(6xx・・・)なので、実効感度が倍ほどあります。
そこで、感度設定をISO 200とし、BESSA R4Aのお任せAEで撮りました。
場所は京都市内です。

自然の森林の中、遊歩道と小川のある明暗差の大きい実にいやらしい風景です。(f5.6)
#52 Leitz Summaron 3.5cm F3.5#2

背景は光あふれる明るさながら、この神木は暗いという意地悪な設定です。(f4)
#52 Leitz Summaron 3.5cm F3.5#3

半逆光のトップライトです。(f8)
#52 Leitz Summaron 3.5cm F3.5#4

薄曇のフラットな光ですと、こうなります。(f8)
#52 Leitz Summaron 3.5cm F3.5#5

思惑どおりの試写結果になったと思うのですが、いかがでしょうか。
50年前のレンズですが、期待に違わぬ、期待以上の画像が得られました。
案外いまどきのフィルムと相性がいいのでは、なんて感じましたよ。
本来ならバルナックタイプの、手持ちボディならIIIcあたりに付けると格好いいのですが、
二眼ファインダーで撮るのはじゃまくさいというズボラでこのボディでの試写にしました。


BESSA R4A / Summaron 3.5cm F3.5 / Lucky SHD100 New (at ISO 200) / ND-76 1:1 23℃ 7分

テーマ:カメラ機材 - ジャンル:写真

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