一里塚|シャシンとカメラのお板
日々撮りためた写真やお気に入りのカメラ、プチ薀蓄などをご紹介しています
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船岡山
京都市街の北西、千本北大路という外れにあたる場所に船岡山という
山というより丘と言ってもいいような小高い山があります。
千本通を北上すると徐々に坂で登って行きますが、本格的な山にあたるちょっと手前になります。

海抜112m弱、実質相対標高は数十m、面積は2万5千坪、どうってことのないところなのですが、
実はここが平安京を造営する時に扇の要になったところなのです。
(1) 船岡山#1

この船岡山の頂上から眺めますと、京都市街が一望の下に眺められます。
実にいい眺めでありますなぁ。空気の澄んでいるときなら相当な遠望がききます。
市街との標高差は高々100mもないのですが、高層ビルのない町ならこれで十分です。
真南を遠望しますので、常時逆光になるのが難点ではありますが。
(2) 船岡山#2

8世紀末に平安遷都で平安京を造営するとき、桓武天皇が秦氏を伴ってこの頂上に立ち、
平安京の全体構想を思案し、指示したと伝わっているのです。
写真の赤い縦線が現在の千本通で、今出川通を起点に真南にまっすぐ延びています。
これが平安京当時の朱雀大路になります。つまり、当時の京都の中心線です。
この北端、手前側が当時の大内裏になりますので、平安京をここから描き起こして造った、
というのがよく理解できますね。
(3) 船岡山#3

後世になって京都の中心部は次第に東に、そして南に移ってゆきまして、
現在ではこの地は北西外れの方になってしまっていますが、
造営当初は京都を東西に分け南に広げる芯だったんです。
後年北方にも市街は広がり、朱雀大路は現在では千本通と名を変えていますが、
船岡山に突き当たるのを避けるように、今出川通から少し斜め西に向いて延びてゆき、
この船岡山の西麓を通り、ずっと北の京見峠に通じる道路となっています。
現在の古都京都の第一歩はこの山から始まったと言われているんですよ。

この船岡山はこのような遊歩道で全体を回れるようになっています。
(4) 船岡山#4


FUJIFILM GA645zi / SUPER-EBC FUJINON ZOOM 55-90mm F4.5-6.9
            / FOMAPAN Action 400  ND-76 1:1 23℃ 8分

テーマ:■京都を撮る■ - ジャンル:写真

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