一里塚|シャシンとカメラのお板
日々撮りためた写真やお気に入りのカメラ、プチ薀蓄などをご紹介しています
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後補機
布原を発車した伯備線の下り貨物列車ですが、先頭の機関車だけでなく、
列車の後方からも煙が見えています。この列車には後補機が付いていました。
さすが長編成400トン超級の列車だけに後補機が付くんだな、などと感動。


(1) 後補機#1

(2) 後補機#2

(3) 後補機#3


近づく後補機をよく見ますと、逆向き(バック運転)になっており、しかも2両が連結されています。
これは余り資料に残っていませんが、変則三重連とも言える貴重な運用でした。

(4) 後補機#4

(5) 後補機#5

何でやろねぇ、などと悩んでいるうちに貨物列車はさっさと山蔭に消えていってしまいました。

(6) 後補機#6


一般に補機をつけるのは後補機の形態でつなぐのが多く、言ってみれば後ろから押してやる、
そんな形で坂道に挑みます。この布原のようにほとんどが前補機の形態ですと、
頑張ってる機関車を前から引っ張ってやるという形になります。

基本的には後補機形式の方が効果も安全性も高いと言われているのですが、
可減速が多く、列車が長編成になると機関車間で息を合わせるのが難しくなります。
機関車同士がぴたりとくっついていた方が息を合わせやすいというのも一理あり、
補機の連結や開放と線路などの施設レイアウトの関係で前補機か後補機か決めうちになる、
なんて言うのもあります。そして、登り坂トンネルが多い区間で後補機ですと
本務機の出す煙がトンネル内でこもり、後補機で窒息事故になるおそれもあります。

ですから、後補機を原則としながら各路線の事情で前か後かの運用が決まります。

この重連後補機というのは、補機開放駅での運用の都合か牽引重量の関係で後補機が有利、
という判断があったのかもしれません。
逆向きというのは、補機側の煙害を少しでも少なくするという工夫なのかもしれません。
まぁ、単純に切り離した補機を短時間で新見に帰したいということかも知れませんけどね。
いずれにしても、この補機2両ともテンダーに前照灯が付いていませんので、
逆向き進行では編成の先頭には立てませんね。


1968. 3. 28 布原信号所
ASAHI PENTAX SV / SUPER TAKUMAR 135mm F3.5 / NEOPAN SS  Microfine 10分


テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

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