8連で本線をかっ飛ばしていた生活から足を洗い、
老後は4連に短縮して嵐山線の片道8分のローカル運転で余生を送ることになりました。
さて、どんな生活をしてるのやら、と嵐山線で乗ってきました。
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4両編成の6300系は本線特急時代と同じ顔で嵐山駅のホームで静かに客待ちをしていました。
普段はこのホーム1本だけを使って運転されています。
客が増えて混雑がひどくなると6両編成の電車と交代して運転されます。
それでも賄えなくなって臨時電車が増発されると、隣の線路とホームも使ってピストン輸送になります。
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朝早い時間帯ですと4両編成でも空席があるのでゆったり乗れます。
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車内は特急時代から改造され、ドアに近いところはロングシートになり、
転換クロスシートの片側は一人掛けにされて通路が広くなっていました。
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これなら少々の混雑時間帯でもドア付近で人が団子状態になって固まることはないでしょう。
私は一人掛けシートで8分間のプチ乗りを楽しみましたが、実に快適でしたね。
単線で駅間が短いから発車したらすぐに減速になり、次の駅に着いてしまいます。
最高速度はせいぜい4~50kmくらいでしょうか、実に優雅であります。
観光シーズンなど多客時には応援の3ドアロングシート車6両編成で運転されますので、
暇な時期の暇な時間帯で試乗されたら、さすが往年の看板電車、ゴージャスな気分が味わえますよ。
PENTAX K10D / smc PENTAX-FA 31mm F1.8 AL Limited