一里塚|シャシンとカメラのお板
日々撮りためた写真やお気に入りのカメラ、プチ薀蓄などをご紹介しています
201011 12345678910111213141516171819202122232425262728293031>> 201101
糸巻歪曲修正
お友達のebatomさん主宰の画像掲示板でレンズテストの話題が記事になっていました。
それで思いついたのですが、最近では交換レンズといえばズームレンズが普通になってきています。
ズームレンズでは、一般にワイド側では樽型の、テレ側では糸巻型の歪曲が出まして、
どんな高級レンズでも、廉価版レンズでも、大なり小なりこの現象が出るのは宿命となっています。

最新レンズなら、普段撮影している時には殆ど気にならないくらいに性能は上がっているのですが、
それでも横いっぱいや縦いっぱいの直線が写っているような絵柄ですと、歪曲による曲りが気になることがあります。

この写真は京都でスナップ写真を撮ったものですが、屋根の水平を出すのに気をつけて撮りました。

糸巻き歪曲修正#1

よ~く見てください。
端っこと中心部で縦に並んだ屋根瓦のボリュームが違って見えるでしょう。
軒の線が真ん中で下がっている、と言うか垂れているように見えますね。
4隅をピンで留めた濡れ紙を天日に晒すと縮んで4周の線が内側に曲がってるような様子、
これが糸巻みたいな形に見えるので糸巻型歪曲という難儀な歪みです。

このように目立ってしまうと見苦しいので、画像ソフトで修正を加えます。
修正を加えたのが、この画像です。

糸巻き歪曲修正#2

いかがでしょうか、何となく落ち着いて見られるようになりましたね。
画像をクリックしてブラウザー2画面に両方を表示し、切り替えて比べてみればよく分かります。

このように内側に引っ張られたような歪みを糸巻型歪曲と言いますが、
反対に外側に膨らんだように見える歪みを樽型歪曲と言います。

私は基本的に歪みも味のうちで許容しますので、私の作品の99.9%以上は補正なしです。
しかし、歪みで作品の質が大きく損なわれ、「直線イノチ!」の場合にのみ補正をかけます。

画像がフィルムからデジタルデータになってからは、この作業が非常に楽にできるようになりました。
でも、完璧に歪みを取ったからと言って作品が完璧になるとは限りません。当然元が悪いとどうにもなりません。
ものには程度というものがありますので、できるだけ撮ったままで作品にしたいというのが本音です。

ちなみに、この作例は撮ったままのデータに色温度・彩度・明度・コントラスト等一切加工していません。
画像縮小のためのスムージングのみ行い、2枚目に糸巻き型歪曲補正処理を施しただけです。


FUJIFILM FinePix S5 Pro / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR Di II LD Aspherical [IF] MACRO (A14)


テーマ:試写 - ジャンル:写真

copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.