寺名は足利義満の法号「鹿苑院」から採られています。
金閣はその舎利殿で、このお寺全体を一般に金閣寺と言います。
寺として祀られているのは観音菩薩ですが、皆さんのよく目にするのは不動堂、
順路の最後の方にありまして、必ずこの前を通って外に出ます。
ご本尊はお不動さん、弘法大師作と伝わる石不動明王です。

鹿苑寺に限りませんが、ちょうど京都は紅葉真っ盛り、か、散り始めの頃、
どこも見事に色づいていました。観光客の出足も好調のようです。


いらした方は皆さん「わ~」「は~~~」と感嘆の声で記念写真のシャッターを盛んに切っていました。
海外からお見えの方も多く、この日はいつもやかましくて困る某国の方は少なかったようです。


もちろん金閣も紅葉をバックにその美しい姿を水面に映しておりました。
ただ、残念ながらこちらのバックになる借景には紅くなる樹木が少ないのであります。

金閣の浮御堂(月見堂)の風情もこの季節の朝ならではの美しさでありました。
完全逆光のポジションではありますが、冬ならまだこの光は絵にできます。

京都随一の観光地でもありますので、お休み処や土産物店では客が引きも切らず、
大繁盛でして、この日は店員に大入りボーナスが支給されたんではないでしょうかね。


朝一番でとても気持ちのよいスタートが切れました。
PENTAX K-x / smc PENTAX-DA L 18-55mm F3.5-5.6 AL