何しろ毎年4月、5月、10月、11月の4ヶ月、それも日曜だけの公開ですから、
年に17~8日しか拝見するチャンスはありません。
昨年ご案内した時は土曜日でしたので、残念ながら桂宮院はお見せできませんでした。
以前ご紹介した時に詳細はご説明しておりますので、そちらを見ていただくとして、
前回はモノクロでしたので、今回はカラーバージョンで撮ってみました。
広隆寺境内にある狭い入り口から入りますと、このような参道を進みます。

中門を過ぎるとやがて森の中の参道の向こうに桂宮院の外壁が見えてきます。

桂宮院の入口はこの質素な門だけで、真東に向いています。

土塀の中には広く方形の玉砂利の庭があり、中央に桂宮院だけがぽつりと建っています。
この小型の八角堂が法隆寺の夢殿を模してここに作られた、聖徳太子を偲ぶ建物です。

桂宮院の門に直接三条通から入ってこられる横参道もありますが、現在は閉鎖されています。

桂宮院の土塀の外は、元々ここにあった広大な糺の森(現在は元糺の森)の一部であった
立派な竹藪に囲われていて、その外部から桂宮院の様子をのぞき見ることはできません。

ここに来るのは3年ぶりですが、千年の歴史を考えると微々たる時間、
全く変わりない姿を拝ませていただきました。
前回撮れてなくて、カラー向きのアングルで撮ってみました。
FUJIFILM FinePix S5 Pro / TAMRON AF 18-200mm F3.5-6.3 XR Di II LD Aspherical [IF] MACRO (A14)