総持寺という名称からは少し狭くは感じますが、境内はよく手入れされていて気持ちのいい空間が拡がっています。
そして伽藍や講堂、その他施設が程よい距離感で配置されています。

伽藍はこのように凝った細工のある丁寧な造りの落ち着いた佇まいです。

裏からも存分に拝見できます。近くで見ると見上げる大きさです。

伽藍の東側には接客所や宿泊所、寺務所などがあり、そこと伽藍はこのような渡り廊下でつながっています。
以前高野山に行った時には、このような造りの渡り廊下をよく見ました。ここもそれに倣っているようです。

西側にある講堂は丘陵の斜面に少し掛かっていまして、感じのよい高床になっています。

ご多分に漏れず、ここにも小さな神社が入っていまして、いい場所にお稲荷さんが祀られていました。

庭には小さな山水庭園が造られていまして、錦鯉が泳いでいます。

山門横に1本だけある楓の木は、そろそろ秋模様に色づいてきていました。

この日は日向を歩きますと、秋まだしという日差しで、少々汗ばむ陽気でしたが、
木陰に入りますとひんやり、とても気持ちのよい時が過ごせました。
SONY NEX-3 / SONY E 18-55mm F3.5-5.6 OSS