一里塚|シャシンとカメラのお板
日々撮りためた写真やお気に入りのカメラ、プチ薀蓄などをご紹介しています
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雪の三千院
ネタ切れにつき、アーカイブものでつなぎます。

39年前の1月、職場の写真仲間と泊まりがけで撮影に行こうということになり、
京都大原に宿を予約していたのですが、予定日の直前からの大雪となり、
バスが走るかどうかギリギリの状態でありました。
それでも行けるということで出掛けましたので、思いもかけず雪景色が撮れました。


雪の三千院#1


雪の三千院#2


雪の三千院#3


雪の三千院#4


雪の三千院#5


雪の三千院#6


景色そのものは40年近く経った今でもさほど変わっていないと思います。
しかし、人出は今とは比べものにならないくらい少なく、
特にこんな雪の中では、余程の物好きでもない限り来ない状況でしたので、
実に静かでゆったりとした、贅沢な見物ができました。


1974. 1. 26  京都 大原 三千院
NIKON F / NIKKOR-Auto 28mm F3,5、85mm F1.8、200mm F4 / KODAK Tri-X Microfine 8.5分


テーマ:京都の風景 - ジャンル:写真

ねじりまんぼ
インクラインを下って行く途中にインクラインを横切って通り抜ける歩行者トンネルがあります。
通称『ねじりまんぼのトンネル』と言われるものですが、漢字では「陽気発処」と書くそうです。
天井川や鉄道築堤の盛土をトンネルで潜る煉瓦造りの構造物で、独特の煉瓦組みになっています。
水路や鉄道に対し直角ではなく斜めに抜けるトンネルでは、構造に偏荷重がかかるため、
構造強度を求めて煉瓦を螺旋状に組む工法が導入されています。

インクラインの下にも1本、ねじりまんぼのトンネルが通っていまして、
地下鉄の蹴上駅から100mほどインクライン沿いに下ったところにそれはあります。
蹴上駅から南禅寺に抜ける近道でもありますので、かなり利用者の多いトンネルです。

ねじりまんぼ#1

トンネルの中に入りますと、見事なねじりまんぼ構造を見ることができます。

ねじりまんぼ#2

トンネルの長さは20m程ですが、天井がアーチ状で低く、薄暗いところを通りますので、
何やら洞窟探検をしている気分に浸ってしまいます。

南禅寺側の向こうに抜けて、見返しますとこんな感じです。

ねじりまんぼ#3

出口側のトンネルポータルはこんな雰囲気であります。

ねじりまんぼ#4

ここは京都一周トレイルコースの中に入っているそうで、
思いもかけずに、突然ねじりまんぼに出会ってびっくりする方も多いようです。

ねじりまんぼ#5

ねじりまんぼは明治時代に各地で作られ、特に近畿地方に多く作られたようです。
現存するのは数少なくなっているようですが、近年になってここを含め十数カ所が
国の近代遺産の史跡に指定されました。
京都に来られたら、是非このねじりまんぼを歩いて通ってみてください。


FUJIFILM FinePix S5 Pro / Tokina AT-X 124 PRO SD 12-24mm F4 (IF) DX


テーマ:◆こんなの見つけました◆ - ジャンル:写真

蹴上発電所
疏水の流量調整貯水場を過ぎますと、発電所の放水路を跨いで渡る細い通路を通ります。
その通路からは発電機のある下部施設への導水管が足元を通っています。

蹴上発電所#1

この導水管に一気に水を落として発電機を回します。
蹴上発電所は、日本最初の商用発電所で、琵琶湖疏水の水を利用して水力発電を行いました。
1890(明治23)年1月に工事着工し、1891(明治24)年8月に運転開始、
1897(明治30)年に第一期工事が完成しました。
以来何度かの大工事を重ね、1936年(昭和11年)1月にほぼ現在の姿になっています。
現在でも関西電力の蹴上発電所として現役を続けています。

さて、その発電所に供給する大量の水は、琵琶湖第一疎水、第二疏水の水を集め、
蹴上浄水場と蹴上発電所で調整しながら使い、更に市内の疎水に流しています。
勿論発電に使った水も発電所下の貯水池に溜めてから放流しています。

上部貯水池の水はこの調整枡から導水管に導かれます。

蹴上発電所#2

発電所関連施設には、平日休日にかかわらず常に作業で人が入っており、
散策道を通る時にはいつも出合います。この日も水門を調整されていました。
そんな作業員の方々がこの場で小休止されるのでしょう、
枝打ちした樹木を集めて置いて薪にし、冬場は暖をとる焚き火をされています。

蹴上発電所#3

貯水場を過ぎると、蹴上公園になり、インクラインが通っています。
インクラインは、現在では既に用途廃止になっていますが、史跡として保存されています。
現在公園となっているところは、現役の頃には荷物や船の集積所、作業員の詰め所で使われていました。

蹴上発電所#4

現在では、このインクライン沿いにある桜並木が花見の客を呼び、
4月にはびっしりと見物客で埋まってしまいます。
インクラインを下りきると、発電所の貯水池を兼ねた昔の船溜りが公園として残っており、
隣接して京都市動物園があったりしますので、常に行楽の人が行き交っています。


FUJIFILM FinePix S5 Pro / TAMRON AF ZOOM 18-200mm F3.5-6.3 LD XR DiII [IF] MACRO


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疎水沿い散策道
蹴上発電所から南禅寺水路閣に至る疎水沿いの小径を散策してみましょう。
コースは川下の南禅寺側から遡る形になります。

最初はちょいと怖い崖上の小径になります。

疎水沿い散策道#1

少し進んで振り返ってみますと、こういう景色です。
画面奥、右に曲がった先のところが水路閣のスタート地点になります。

疎水沿い散策道#2

暫く細いレンガ敷き小径を進みますと、崖が緩やかになってきて土の道に変わり、
山間の木立の間を歩むハイキング気分になってきます。
南に向かって進みますので、森の中の木漏れ日を受けて逆光にゆらめく道筋が心地よいです。

疎水沿い散策道#3

前夜の雨が森の中では乾ききらず、路面はまだ光っておりました。

疎水沿い散策道#4

森林浴を楽しんでいると、もう発電所の貯水池に着いてしまいました。
水路閣から貯水池まで、疎水沿いの山間小径の散策コースは300m程です。
今来た方を振り返ってみますが、ちょいと気分転換に歩くには、少し物足りないくらいの距離でしたね。

疎水沿い散策道#5

これが疎水へ放流するための貯水池です。
画面奥のトンネルが2つ口を開けているところから疎水道が始まります。
その90°左、水門で水量を調節して疎水に水を流しています。
散策道はあそこでお終い、というか、水の流れの始まりで言えば出発点になります。

疎水沿い散策道#6

疎水貯水池の上手には発電所の放水路設備があります。

疎水沿い散策道#7


FUJIFILM FinePix S5 Pro / TAMRON AF ZOOM 18-200mm F3.5-6.3 LD XR DiII [IF] MACRO


テーマ:散策 - ジャンル:写真

水路閣
南禅寺の南端、東山の山腹が切り立って迫ってくるところに水路閣があります。
水路閣は、疏水事業の一環として施工された水路橋で、125年前に完成しました。
日本人のみの手で設計、施工されたもので、煉瓦造のアーチ構造の優れたデザインを持ち、
延長93.17メートル、土木技術史上も極めて価値のある京都を代表する景観の一つになっています。
今も現役で使われており、疎水道のメインルートとして毎秒2トンの水が流れています。

水路閣#1

地上から一番高いところでは、その高さが約13mもあり、幅約4mの水路が通っています。

水路閣#2

意匠は、ただ煉瓦を分厚く積んだだけでなく、強度を持たせた上で凝ったデザインが施されています。

水路閣#3

水路閣の下も、とても風情のあるデザインでまとめられており、
カップルでここを訪れた人は、ほぼ99%ここで記念写真を撮ってゆきます。

水路閣#4

水路閣の裏側に回ってみますと、東山山腹に向かって真っ直ぐ延びていくのがよく分かります。
上り坂と高さが合うあたりで水路は左に曲がり、山中をトンネルで抜けて行きます。
永観堂などの裏山を通り、トンネルを抜けると若王子神社の下で哲学の道に寄り添う鹿ヶ谷疎水道になります。

水路閣#5

水路閣から南禅寺境内に分水された水が勢いよく流れ落ちておりました。
その横から、裏山の急斜面を登って水路閣の上にあがってみます。

水路閣#6

斜面を息を切らせて登ってきますと、水路閣が目の高さに見えてきました。
上からの眺めもなかなかのものでありますよ。

水路閣#7

立ち入り禁止の柵があり、残念ながらこの水路閣の上を歩くわけにはいきませんが、
疏水の豊かな水が間断なく流れているのがよく見えます。

昭和30年代、中学生の頃までは「渡ったらいかん」とは言われていましたが、、
ここに入ろうと思えば入れましたので、1度だけ向こうまで歩いて行ったことがあります。
その100m弱は凄く遠く感じ、スリル満点でありましたが、
仲間と向こうに着いたら、知らんおっちゃんに怒られました。

水路閣#8

水路閣から疏水の上流側を眺めますと、山肌に沿って疎水が築かれているのがよく見通せます。
ここが推奨ハイキングコースになっているかどうか分かりませんが、
疎水沿いの細い通路を辿って歩けば蹴上発電所の貯水池、インクラインの最上部、
琵琶湖疏水の京都側にトンネルを抜け、市中に分水する起点に行くことができます。

水路閣#9

途中で崖下に転げ落ちたら、ただ事では済みませんので、くれぐれもご注意ください。
この散策コースは、意外に欧米系観光客に知られているようで、
歩いていますと、外国人の熟年夫婦や若者ハイカーによく出会います。


FUJIFILM FinePix S5 Pro / TAMRON AF ZOOM 18-200mm F3.5-6.3 LD XR DiII [IF] MACRO


テーマ:京都の風景 - ジャンル:写真

記念メダル
最近では余り見かけることが無くなってきていますが、
京都の著名な観光地、金閣寺や平安神宮、そしてこの南禅寺など、
修学旅行のメッカと言われるところでは、まだ健在のようです。


記念メダル#1


記念メダル#2


FUJIFILM FinePix S5 Pro / TAMRON AF ZOOM 18-200mm F3.5-6.3 LD XR DiII [IF] MACRO


テーマ:◆こんなの見つけました◆ - ジャンル:写真

絶景かな
それでは南禅寺三門から世間を眺めてみましょう。
正面が西を向いており、京都市街が一望の下に眺められます。

絶景かな#1

京都市街、洛中は現在も高層建築の禁止された保全地区ですので、とても見通しがよく、
市街からほんの2~30m東山に登っただけなのに、盆地を取り囲む山まで洛中全域が見通せてしまいます。

石川五右衛門がここに上り、思わず『絶景かな!』と叫んだ気持ちがよく分かります。
どこまで史実か伝説か、真偽の程は分かりませんが、この逸話がすんなり腑に落ちてしまう景色でした。

絶景かな#2

それでは外廊下を通って周りの景色を見てみましょう。
上の正面とは反対側、東側裏正面が本堂になっており、三門を通って一直線の参道で繋がっています。

絶景かな#3

参道の北側には講堂がありますが、その縁側で修行をしているのでしょうか、
一人の僧侶がじっと座って瞑想しておりました。

絶景かな#4

南の方角、粟田口の方を見通してみますと、蹴上浄水場の施設が見えました。
いつも、蹴上浄水場の一般開放日にあそこから『あれが南禅寺の三門やねぇ』と眺めていたのを、
逆から眺めてみるのも、乙なものであります。 直線距離はおよそ700mほどあります。

絶景かな#5

絶景、絶景と、喜びながら一周したところで、ふと下の横参道を見下ろしてみましたら、
一張羅を着た若者が3人、楽しげに話をしながら帰って行きました。
既に終わった成人式ではなさそうだし、婚礼の披露宴にでも出席した帰りかしらね。
ちょいとガラが悪そうにも見えてしまいますが・・・・・

絶景かな#6

ここは500円払っても登ってみてよかったですね。
ついつい写真を撮るのも忘れ、頭の中の地図と市街の建物を見比べて夢中になってしまいました。


FUJIFILM FinePix S5 Pro / Tokina AT-X 124 PRO SD 12-24mm F4 (IF) DX
               TAMRON AF ZOOM 18-200mm F3.5-6.3 LD XR DiII [IF] MACRO


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南禅寺三門
南禅寺に来ましたら、三門を見逃すわけにはいきませんね。
ということで、取り敢えず三門にご挨拶でありますが、、、、いつ見ても、何度見てもデカいですね。

南禅寺三門#1

三門の由来は、この高札を読んでいただくとして・・・・

南禅寺三門#2

この柱の太さ、高さ、圧倒されてしまいますね。

南禅寺三門#3

さてこの日、三門に入場させていただけるとのことですので、人もいないし、
ゆっくり拝見できるかな、と、有料ではありますが大枚500円を払って拝見させていただきます。
上の回廊には外からも見えるこの急な階段を上って行くことになります。

南禅寺三門#4

イザ、その階段を上ろうとしますと、思ったよりも随分急角度で、
しかも踏み板が磨り減って滑りやすく、両手で手摺を掴まないと転げ落ちそうです。
この三門は基本的に建造時の400年前と変わっていないそうなので、
暗いし、その覆い被さってくるような重厚感は、ハンパないものがあります。

南禅寺三門#5

昔の人は小さかったのかしらね、さほど大男でもない私がゴチンゴチンと頭を梁にぶつけながら、
踊り場で折り返してやっと上りきり、振り返ったらこんな具合であります。

南禅寺三門#6

階段は門上の室内で通じているのではなく、外廊下に開いた穴から出てくる塩梅になっていました。
その穴から身体を出し、思いっきり背伸びしたら、この光景であります。

南禅寺三門#7

外廊下は一周ぐるりと回らせていただけますが、残念ながら室内を伺い見ることはできません。
入口は頑丈に施錠されておりました・泪
それにしても、錠はともかく扉材から金具まで、400年の年季がぎっしり詰まっておりますね。

南禅寺三門#8

一部の扉が開かれ、内障子を見せてくれていましたが、
この障子戸も実に風格のあるもので、これを拝見できるだけでここに来た値打ちを感じます。

南禅寺三門#9

この小窓を通して室内を、と覗き込んでみましたが、暗すぎてさっぱり見えません・号泣
さて、次の記事では、視線を外に向けて絶景の眺望を確かめてみますかね。


FUJIFILM FinePix S5 Pro / Tokina AT-X 124 PRO SD 12-24mm F4 (IF) DX
                  TAMRON AF ZOOM 18-200mm F3.5-6.3 LD XR DiII [IF] MACRO


テーマ:お寺・神社 - ジャンル:写真

南禅寺
鹿ヶ谷疎水道を遡って南下してきますと、若王子神社の所で哲学の道は終わります。
一旦道路が疎水と分かれ、東山高校や永観堂の前を通って南禅寺に辿り着きます。

南禅寺#1

例によって自動車も通る大寂門を通りますと、広大な南禅寺の境内に入ることになります。
境内にはたくさんの寺内寺、寺内社がありますし、住居や店舗もありますので、
門から境内に入って画期的に景色が変わるかと言えば、そうでもありません。
やたら緑地が増えてきたなぁ、広い道路もあるし、でも鐘撞き堂が剥き出しだしなぁ、
などとちょいとお寺さんらしい雰囲気になるくらいです。
勿論道路沿いには料亭があったりします。

南禅寺#2


しかし、なんですねぇ・・・・
なんで南禅寺と言えば湯豆腐と言うくらい、湯豆腐を提供するお店が多いんでしょう。
確かに美味い店が多く、豆腐も絶品と言えるのではありますが。

この日の南禅寺境内は、修学旅行生も大陸のけたたましい観光団体もおらず、
実に静かで、のんびりと楽しむことができました。

南禅寺#3


FUJIFILM FinePix S5 Pro / TAMRON AF ZOOM 18-200mm F3.5-6.3 LD XR DiII [IF] MACRO


テーマ:お寺・神社 - ジャンル:写真

火事
火事#1


昨夜、TVのニュースを流し見していたら、『長崎でグループホームの火災が・・・』
思わず注視して、現場映像を見ていると、何となく見覚えが・・・・

8年近く前、2005年4月に長崎を撮影旅行で訪れた際にここに来ていました。
長崎市内のあちこちをチンチン電車で回っていた時に、オランダ坂を一巡りし、
その途中でここに立ち寄り、中には入りませんでしたが、写真を撮らせていただきました。

火事#2

火事#3
PENTAX MZ-S / SIGMA AF 28-300mm F3.5-6.3 DG / FUJICHROME TREBI 100C

とても落ち着いて手入れの行き届いた施設でして、お世話をされている皆さんの優しい心遣いが感じられ、
いいところだなぁ、と拝見していたのを覚えています。

何とも痛ましい結果になってしまいましたが、防災設備が充実していなかったようですね。
高齢化社会に突入して久しいのに、介護・介助施設に対する福祉支援は未だに不十分、
そこで従事している方々の労働環境も処遇も不十分、勿論人手も不足がち、
皆さんの献身的な努力に甘えざるを得ない状況が、このような悲劇を深化させてるような気がします。

手を打たなければならないのは分かっているけど、先立つものが手当てできず、苦悩は増すばかり、
何度も繰り返される悲劇でありますが、またどこかで同じような事故が起こるような気がします。
設備や管理が不十分と他人事で叩くのは簡単ですし、行政は当然のごとく処分に動くでしょうが、
『ダメ』と言うだけでなく、『さて、どうしよう』という知恵と金を出してもらいたいものです。



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