一里塚|シャシンとカメラのお板
日々撮りためた写真やお気に入りのカメラ、プチ薀蓄などをご紹介しています
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水路閣
南禅寺の南端、東山の山腹が切り立って迫ってくるところに水路閣があります。
水路閣は、疏水事業の一環として施工された水路橋で、125年前に完成しました。
日本人のみの手で設計、施工されたもので、煉瓦造のアーチ構造の優れたデザインを持ち、
延長93.17メートル、土木技術史上も極めて価値のある京都を代表する景観の一つになっています。
今も現役で使われており、疎水道のメインルートとして毎秒2トンの水が流れています。

水路閣#1

地上から一番高いところでは、その高さが約13mもあり、幅約4mの水路が通っています。

水路閣#2

意匠は、ただ煉瓦を分厚く積んだだけでなく、強度を持たせた上で凝ったデザインが施されています。

水路閣#3

水路閣の下も、とても風情のあるデザインでまとめられており、
カップルでここを訪れた人は、ほぼ99%ここで記念写真を撮ってゆきます。

水路閣#4

水路閣の裏側に回ってみますと、東山山腹に向かって真っ直ぐ延びていくのがよく分かります。
上り坂と高さが合うあたりで水路は左に曲がり、山中をトンネルで抜けて行きます。
永観堂などの裏山を通り、トンネルを抜けると若王子神社の下で哲学の道に寄り添う鹿ヶ谷疎水道になります。

水路閣#5

水路閣から南禅寺境内に分水された水が勢いよく流れ落ちておりました。
その横から、裏山の急斜面を登って水路閣の上にあがってみます。

水路閣#6

斜面を息を切らせて登ってきますと、水路閣が目の高さに見えてきました。
上からの眺めもなかなかのものでありますよ。

水路閣#7

立ち入り禁止の柵があり、残念ながらこの水路閣の上を歩くわけにはいきませんが、
疏水の豊かな水が間断なく流れているのがよく見えます。

昭和30年代、中学生の頃までは「渡ったらいかん」とは言われていましたが、、
ここに入ろうと思えば入れましたので、1度だけ向こうまで歩いて行ったことがあります。
その100m弱は凄く遠く感じ、スリル満点でありましたが、
仲間と向こうに着いたら、知らんおっちゃんに怒られました。

水路閣#8

水路閣から疏水の上流側を眺めますと、山肌に沿って疎水が築かれているのがよく見通せます。
ここが推奨ハイキングコースになっているかどうか分かりませんが、
疎水沿いの細い通路を辿って歩けば蹴上発電所の貯水池、インクラインの最上部、
琵琶湖疏水の京都側にトンネルを抜け、市中に分水する起点に行くことができます。

水路閣#9

途中で崖下に転げ落ちたら、ただ事では済みませんので、くれぐれもご注意ください。
この散策コースは、意外に欧米系観光客に知られているようで、
歩いていますと、外国人の熟年夫婦や若者ハイカーによく出会います。


FUJIFILM FinePix S5 Pro / TAMRON AF ZOOM 18-200mm F3.5-6.3 LD XR DiII [IF] MACRO


テーマ:京都の風景 - ジャンル:写真

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