初心者などのうっかり事故に備える安全装備を備えた自動車なのですが、
安全確保のために寄り添ってますよ、というサポートカーのCMです


特に気になっているのがこの2つ
左は
コンビニに停車している車の運転席で若い女性がスマホの長電話に夢中になっています
突然我に返り「ヤバっ! 急がなきゃ!」と大騒ぎ、大袈裟な動作でスマホを助手席に放り投げ、
周囲の状況もシフトレバーの位置もロクに確認せずに慌ててアクセルを思いっきり踏み込む
ここで”安全装備”が働いて警報とともにカックンブレーキが効き、コトなきを得るが・・・
訳も分からずワイパーまで動かしてしまう追い打ち、、、、、しかし、不慮の事故に至らずホッとする
多分、彼女は電話することしか頭になく、サイドブレーキも引かず停車していたのでしょうか
よくこれで免許が取れたな、街中を平然と運転しているな、と感じます
右は、快適に運転する中高年女性の独り言で構成されています
この子、ホントに買ってよかったな
踏み間違えたりとか
走ってるときとか
ドキッとしたときにピピピって教えてくれる
多分彼女はサポートカーだから何か起こっても守ってくれると安心しきって走らせているのでしょう
車を「この子」と擬人化した気持ち悪い凭れあい意識にゾッとしてしまいます
おそらく再々ピピピって教えて貰えて喜んでいるのでしょう
おそらくメーカーとしては安全装備が整っていますので、安心してお乗り下さいと言いたいのでしょう
でも、自分しか見えていないガサツな人や、言われたことを無条件に過信する脳天気な人が
一定数いるというのが世の常です
そんな人でも大丈夫と思わせるような、誤ったメッセージを伝えていると思いませんか?
安全は自分で確保するもの、安心は自分で作り出すもの、
安全装備はその前提での最後の砦、という大原則を忘れていませんか?