一里塚|シャシンとカメラのお板
日々撮りためた写真やお気に入りのカメラ、プチ薀蓄などをご紹介しています
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情緒的
昨夕、緊急事態宣言の5月末までの延長が表明されました。
世間的には 『やっぱりなぁ』 と直感的に捉えられたことと感じます。

その内容ですが、実はボンヤリした内容のままで確たる根拠を感じられないものでした。
現況の規制とも言えない規制を、この1ヶ月ほどの結果としてどう評価するのか、
反省も込めてこの先1ヶ月でどう落とし込むのかの具体目標が見えてきませんでした。
ホントに大丈夫?というのが実感でしょう。

私は理系人間なので、どうしても科学的根拠に注目してしまいます。
例えば諸国で目標設定の大きな一つとして捉えられている 『基本再生産数 : 1』、
東京は「0・5」、全国は「0・7」と示されましたが、これは1を大きく下回り、収束傾向を示します。
・ この数値を導き出した根拠は、実はまだ整理ができていない
・ しかも、これが実は2週間前の数値
・ この先の展開数値予測については示されていない
たまに出てくる数値指標について、事ほどさように実に曖昧模糊としているのです。

現況数値指標をどのような根拠に基づいて導き出したのか、
その数値に対してどのように評価するのか、
今後の展開をどのように数値化するのか、
その予測、あるいは目標をいかなる根拠で導き出したのか、
科学的説明が一切なされないことに、愕然としてしまうのです。
勿論予測ミスによる失敗という怖さもあるでしょうが、
それは気付いた時点でゴメンナサイと修正すればいいのです。
黙ったまま 『やってしまいました』 という結果が突然出てくる方が余程怖い。

情緒的#1

私がこの記事タイトルに 『情緒的』 と書いたのは、
情緒やムードで指示や規制、方向付けの指標を決めないで欲しいということからです。
芸能人や文化人が情緒ベースの発信をするのは、当たり前と思いますが、
政治家は、それもトップに立つ政治家は、あくまでも根拠ある政策で語ってもらいたい。

確たる数値目標と期日目標、その根拠、具体施策を示さないと困ります。
今回の記者会見や発表文書を拝見すると、
言い訳としか聞こえず、どうしたいのか目標が見えません。
更に、反省点らしきものも垣間見えますが、それをどう修正するか具体策はありません。

童謡に ♪ よい子の住んでる良い町は 楽しい楽しい歌の町 ・・・♪
実に叙情的な子供向けの歌であります。
しかし、社会・政治という大人の視点で見ると、
”よい子” ってどんな子?
”良い町” ってどんな町?
歌ってばかりいてどうやって生計を立てるの?
ここに具体的な政策で応えるのが政治家の役割です。

発想が情緒でも、それを科学的な論理で展開するのが政治家の役割ではないでしょうか。
最近の諸国リーダーの会見で注目したのはドイツのメルケル首相です。
ロックダウンの宣言こそ”心苦しい規制”という情緒的な考察からでしたが、
科学的根拠に基づくシンプルな数値目標を示し、具体施策を提示しました。

できない理由を探して並び立てるよりも、やる姿勢、できる方策の追求にエネルギーを投入してもらいたい。
せめて、この姿勢とリーダーシップを見たかったなぁ、というのが私の感想です。
高名諸氏の諸評価ある中ではありますが、敢えて極めて個人的な感想を述べました。悪しからず。



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