やっぱり花はカラーですかねぇ・・・・



前回モノクロ現像をやってから2ヶ月ほどですが、今回はもう夏、
気温が軽く30℃を超え、保存液温も30℃なろうかという状況になっていました。
たかだか2ヶ月で液温管理が非常に難しくなりました。
そこで液温23℃で現像をすべく、氷を入れて希釈液を22度で作りました。
現像中に素手でシェイクしますので7分間で2℃上がり、アベレージ23度に収まる算段です。
保管定着液の液温が28℃でしたので、停止液も氷を入れて25℃で作りました。
水洗の水道流水の水温が26~7℃ですので、各処理液間の液温差が3℃以内になります。
そこで現像をスタートしたのですが、終了時の現像液の液温がなんと26℃!
4℃も上がってしまい、現像温度が24度ということになってしまいました。
ステンのタンクとリールが室温の30℃だったのを軽く見過ぎました。
夏場はタンクを冷やすか、現像スタートを21℃以下にするかしないといけませんね。
上がりのネガは、心持ち0.5段くらい濃い目の感じですが、許容範囲内で、ホッ (^^;
何か毎年夏場の1本目の現像で同じ反省を繰り返している気がします(滝汗)
MINOLTA DYNAX 3L / MINOLTA AF 24-50mm F4 / LUCKY SHD100 (ISO:200) ND-76 1:1 24℃ 7分
FUJIFILM FinePix F550EXR
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2枚目のモノクロ作品では、遠くの花が目玉みたいでコッチを観ているような感じがします。
花の特徴がよく分かりますね。特にひまわりのような大輪の花ですと、はっきりします。
群れたのをまとめてみると、何やら「なんだ! なんだ?」と首を伸ばしてみている
ミーアキャットのようにも見えてしまいますね・笑
明るく華やかな花の下には、多くのロシア人とドイツ人の
涙と血が流れている、そんな雰囲気ですね。
何となく不気味で、何かありそうな予感を感じさせる雰囲気がありますね。何でだろ?
モノクロには心象風景を演出する何らかの力があるように感じています。
温度管理はそんなにシビアなものなのですね。
今回、じつはリールを買うのを止めました。
と、言うのも他のものを沢山買いすぎて、荷物がオーバーになってしまったからです。
前回のピンク色ネガの反省から水洗促進剤は買いました。
プリントでもスキャンでも何とかごまかせます。適正であるに越したことはないですが。
本命のリールは買わなかったんですか、、、、ん~~、この浮気者がぁ・笑
ならば、LPLの新品リールがデッドストックでありますので、進呈しますよ。
1個ならgift扱い郵便で送れるでしょう。住所をメールでご連絡ください。
このブログメニュー下の方の「管理人[MADAM]へメールする」を使っていただければ簡単です。
しかし、暑いと大変ですね。なんであの暑い日に現像やったのか?今日なんて夏日にも届きませんでした。
特に水温は、常温室内ですとそれに引っ張られて上がったり下がったり、
だから規定時間内でどれだけ上がるか下がるか予想してスタート水温を決めないといけません。
なんでやぁ、と恨んでも仕方ないので、室温に合わせて最初の水温を決めますが、
今回は容器の温度調整を忘れてしまって、思わぬ水温アップになってしまいました・泪
もう、そんな暑さになってしまったのですね。
夏は、ジャカルタと同じ希釈現像でやってました。
春は、ちょっとお湯で温めて20度くらいで、希釈せずしてました。
ひまわり、やっぱりカラーかな、昨日のを見ちゃうと。
こっちは先月末の梅雨明けから一気に夏モードに突入して、もはや茹だっておりますよ。
前回現像した初夏と今では環境が大違い、現像がオーバーランしてしまいました。
ひまわりに限らず花はやっぱりカラーですよね。古代から人は洞窟絵に彩色を施し、
絵画の世界は最初から総天然色で来てますが、写真は技術的にモノクロでしか表現できなかった。
技術開発でカラー化できてやっと、という状態ですから、カラーがノーマルでしょう。
モノクロは、今では水墨画の世界のように特殊表現の一世界、使命が変わってます。
だからモノクロならではの表現世界を模索することになりますね。