一里塚|シャシンとカメラのお板
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川端康成文学館
川端康成文学館#1


ノーベル文学賞に輝いたかの川端康成が、茨木市の縁者であることは案外知られておりません。
伊豆の踊子、雪国などの作品群からは生粋の関東人かもと思われるのですが、
意外と出身は大阪なのでありまして、幼少時代をここ茨木で過ごしているのでありす。

川端は大阪市天神橋近傍で生まれ、幼くして父を、程なく母を亡くし、
祖父祖母の元で育てられましたが、その幼少の頃からこの茨木市(三島郡豊川村)に住まいました。
豊川尋常高等小学校(現在の茨木市立豊川小学校)に入学、その後名門大阪府立茨木中学校
(現在の大阪府立茨木高等学校)に首席で入学したとのことであります。
笹川良一とは小学校の同級生、大宅壮一は中学での下級生だったそうです。
小学校在学中に祖母を亡くし、中学在学中には遂に祖父も亡くし、と家族には恵まれなかったようです。

旧制中学卒業後、東京の従兄を頼って上京し、一高から東大へと超エリートコースを進んでいます。
文学に目覚めたのは中学に入ってまもなくとのことで、本の虫だったとか。
そんなご縁でここに川端康成文学館が設けられているのです。

全長5Kmほどにもなる整備された元茨木川遊歩道の北端近くにありますので、
遊歩道にも人が途切れ、実に静かなところにあります。

川端康成文学館#2

このあたりは遊歩道沿いに市役所に通じる川端通という対向2車線の道路が通っており、
この名称は茨木川の川端という由来のようで、川端康成にちなんだものではないそうです。
川端康成文学館は、その道路沿いにひっそりと建っています。

川端康成文学館#3

ここには直筆墨書や原稿など、貴重な資料も展示保存されているようです。


川端康成文学館#4


FUJIFILM FinePix F550EXR


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テーマ:街の風景 - ジャンル:写真

コメント
この記事へのコメント
 私も大阪出身とは知りませんでした・・汗。
書かれた小説に出てくる地名にはブロンズ像が建ったりと
観光スポットになっていますが、出身地は静かなところで
記念館があるというのは良いですね。
2011/11/11(金) 21:58:20 | URL | 亜哉 #6Rfj3HqM[ 編集]
亜哉さん、余程のファンでない限り結構意外に思われる方は多いと思います。
そう言えば、あの森重久弥も大阪堂島の名家の生まれで、旧制北野中学、早稲田一高、早大、
こんなコースを歩んでいましたねぇ。聞いてみれば「アラ、そうだったの」という話も多いですね。
かくいう私も、川端康成がご近所出身だったのを知ったのは、10年ほど前の偶然のことでした・笑
2011/11/11(金) 22:34:07 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
話の場所が近いので関東の人と思っていましたが、
大阪だったのですか、全く知りませんでした。
とても静かでよさげな場所ですね。
2011/11/12(土) 00:16:30 | URL | kan #mQop/nM.[ 編集]
お金を唸るように持っていた笹川良一と同級生だったというのが、何か因縁めいています。
しかし、常に読書をしてココロを豊かな状態に保てたのでしょう。
2011/11/12(土) 09:21:21 | URL | jakartafe3 #.j2BAk02[ 編集]
kanさん、○×翁生誕の地なんてのは全国各地にありますが、ここもその一つ?
多感な幼少時代から10代前中盤を過ごしたということで、まだそれなりに縁が深いと言えるでしょう。
大阪で文才が萌芽し、東京で開花したということなんでしょうね。
2011/11/12(土) 09:40:25 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
fe3さん、同級生といっても様々、私なんかでもその頃には想像もできなかった仕事してる奴がいますからねぇ。
写真部でカメラ壊すのが専門みたいだった奴が、今では敏腕外科医師だったりしてますから・笑
私もその頃は結構本の虫だったんですが、今の末路の差は一体何が違ってたのか・・・・・・・・
2011/11/12(土) 09:47:25 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
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「伊豆の踊子」や「雪国」で知られるノーベル賞作家の川端康成が、少年時代を過ごした茨木に川端康成文学館はあります。 館内には、代表作の書籍や遺品が展示されています。 自筆原稿も展示されていましたが、ひらがなの「な」の字がすごいくせのある字なのが興味深かったです。 年表のコーナーに学生時代の成績表がありました。 後の東大出とは思えない平凡な成績に、ワタクシって感じでした。 書斎...
2014/12/03(水) 21:40:30 | ミュージアムに行きました。
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