さながら駐輪場のような様相を呈しておりました。
ここだけでなく、店前に置いてあるバイクも自転車もレトロ感漂うものが多く、
ここの住人の趣味思考がこういう方向なのかな、と感じます。
路地の中間あたりには、お決まりの町の祠がちゃんと残っていました。
店の設えはいわゆる「隠れ家風」「レトロ」「手作り」という演出がなされていまして、
営業している店舗も外観や入口を覗いただけでは何を扱っているのかわかりません。
客筋は若い女の子が多いようで、漏れ聞こえてくるやりとりを聞いていますと、
「可愛い」とか「よさげ」とか「癒される」とかいった機能とは別次元の評価が多い感じです。
どうやら民具とかアクセサリー類を扱っていたり、その製作教室だったり、
和楽器を教えていたりするようですが、表から分かるディスプレイなどが殆どありませんので、
当たるも八卦、当たらぬも八卦、入ってみないと分かりません。
商売と言うよりは趣味の延長、分かってる人だけ来てくれたらええわという排他的雰囲気を感じます。
京都だから、古い町家のレトロな雰囲気だから、分かってくれる人だけ相手したいから、
もしそれだけの情緒的動機でで起業してたら、この先も続けられるとは思いませんけどね。
写材としては面白いけど、どうもこのようなぬるい空気は、私には苦手な領域であります。
FUJIFILM GA645zi / SUPER-EBC FUJINON ZOOM 55-90mm F4.5-6.9 / Agfa APX400 ND-76 1:1 23℃ 8分
- 関連記事
-
- 大黒湯 (2012/02/15)
- 続あじき路地 (2012/02/14)
- あじき路地 (2012/02/13)
それとも、そういう車種があるのか。
自転車は、かなり古いです。
やっぱりライダースタイルは60sで決めてるんでしょうかしらね。
ここにある自転車は一昔というより二昔前でもきかんくらいオールドですね。
これは実用で使ってるのかなぁ、、、、ディスプレイ用かな?
ホンモノなんだけど、ホンモノじゃなくなっていくような、何とも言えない気分・・・・
町おこしをやるとどうしてもやり過ぎってのがあって、「小さな親切、大きなお世話」になるんです。
ここも町おこしを始めて8年目、なくならないだけマシとも言えますが、この先はどうでしょう。
僕は、こういうのは応援したい気持ちでいっぱいです。
まぁいろいろ試行錯誤や失敗はあるでしょうけど・・・。
こういう町おこしってのは、私も悪いとは思わないし、好感を持って迎えているのですが、
中には思い込みが強くて『なんか違うんちゃう』というのもありますし、『危ないな』というのも。
人様に迷惑かけるわけでもなし、と言えるうちはいいのですが、スラム化したり、身内だけで籠ったり、
よからぬ溜まり場になったりしなければいいけどな、と思うのですよ。
店舗の入れ替わりなんかもあるのかな。商売的にも成り立ってくれれば、と思いますが。
ただ、予備知識なしでこの辺りに来て、ふらりと訪れてみたくなる雰囲気ではありません。
住人なり店主なり、或いは常連客なりが妙なエリート意識を持って上から目線にならんよう願いたいな。
実は昔私の同僚が退社し、意欲満々でパン屋を開業したのですが、良品意欲が空回り、
コスト割れで資金・体力が続かず半年で挫折しました。せめて採算で倒れないようにしないとね。
趣味の延長では成り立ちませんね。たまにマスコミ
に乗って稼ぐ手合いがあり、それを見て簡単だと
飛び込む奴が多いのでしょうね。
私がヘソ曲がりなのかは、とりあえず置いといて、まだ熟成された町の空気感がないのが気になります。
多分現住者にとっては居心地がよく、こういう雰囲気が好きな外来者には楽しい所でしょうが、
良い意味での仲の良さ、悪い意味でのムラ的閉鎖空間が、一歩前への歩みを停めているのかな、と。
これで、トントンで成り立っているなら、外野が余計なことを言う筋合いはないのですがね。
商売は一見客が楽しめるかどうか、店主が期待するほど「思い」は客には届きませんから。
イカンですねぇ、こういうレトロの意味を履き違えた昭和懐古というのは。
所詮、若者達の自己満足で終わる結果が見えていますわ。
こう言いたかったんですよ!
自己愛にどっぷり浸かってしまうと、世間がナニ言おうと馬耳東風、
怪しげな宗教家や占い師にカドワカサレて、コロッと逝ってしまうんだから。
ここの起業家たちがそうでないことを願っておりますが。
ナカナカ登録している方々の所への先が見えません。(涙)
加えて例年以上の大雪対策、誠にご苦労様です。
お疲れも溜まっていらっしゃるでしょうから、ムリせず、
来れそうなときに気が向いたらご来訪くださいね。