
奈良県桜井市にある真言宗豊山派総本山長谷寺に、4月23日に行ってきました。
陽気は春と言うよりも時折初夏を感じさせましたが、ちょうどこの頃有名なぼたんまつりが始まり、
多くの参詣客が訪れます。 後に確認しましたら、牡丹は5月3~7日頃がピークだったようです。
人混み大嫌いで、天邪鬼な私ですが、行きたいと思ったら矢も楯もたまらず、
行きたくなった時がそのぼたんまつりの始まった頃でした。
「牡丹なんかどうでもええ、人さえ少なかったらそれでええ」と訪れました。
ここは我家からは電車を乗り継いで片道1時間半以上、下手すれば2時間かかってしまいます。
やっとたどり着いたそこは、晴れ男の面目躍如の晴天で、とても気持ちよい観光ができました。

境内にある登廊という階段廊下は世に有名ですが、
この階段沿いに牡丹が咲き乱れると、ここは上り一方通行、
この空間は人の頭で埋まってしまい、歩くのも大変です。

「さすがに花がまだやと人が少のうてええなぁ」と、自分のペースでのんびりと楽しめたのであります。
古刹には樹木も多く、放っておくと枯れ葉もすぐに積もります。
いつ行っても、手入れする人は黙々と清掃されていますね。

その登廊を2段クランクで上り詰めると、展望台のような本堂の舞台にたどり着きます。

その舞台に立つと、山の新緑が目に沁みます。
長い時間を掛けて電車に乗って、上り下りの激しい道をたどっても、来て良かったなぁと思う瞬間です。

その眺望の効く舞台に立って本堂を振り返ると、その有難味もいや増すのでありますよ。

最後に、長谷寺の定番中の定番撮影スポットがこれ、
カメラを持ってきた人は、必ずこのシーンを撮ることになるでしょう。
でも、誰が撮っても同じ写真になりますので、あまり期待してはいけません・笑

長谷寺は入山料が500円必要ですが、(私は割引券で50円オフになりましたけど)
是非舞台まで上って雄大な景観を楽しんでいただきたいと思います。
また時期やイベントに合わせ、近郊にある室生寺との間に連絡バスも走りますので、
不便な2ヶ寺を効率よく回ることもできます。
この日は、残念ながら臨時バスは運行されていませんでした・泪
SONY NEX-6 / E 10-18mm F4 OSS、SONY LA-EA4 + SIGMA AF 18-125mm F3.5-5.6 D DC
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眼下に広がる新緑の景色ですか
羨ましいです。
北の大地には
このような場所は在りません。
お金を払っても見たいものです。
眼下に広がる一面の新緑は、当地でも山ん中に行かないとなかなか見られません。
> お金を払っても見たいものです
是非お金を払って見に来て下さい。ご案内しますよ。
今年の土門拳記念館の第3展示室は、「ボクと酒田」のようでモノクロ35点展示とか・・・
奈良の都・・京の都にはない原風景のような感じが伝わってきます
そんな気になったのかもしれません。
初夏のたたずまいがすがすがしいですね。
交通不便の山中にあるので、開発もされずに今に残っています。
ここに来ると悠久の時と、昔ながらの門前町の風情を感じることができます。
実体験はなくても、昔ながらの町の懐かしさを感じます。
多分いったことのない人でも既視感を感じるかも知れません。
雪の長谷寺もまた乙なものですが、一般人には今頃が一番いい季節かも。
鎌倉は物価が高くてお金持ち以外は暮らし難そう。
こちらの者にとって、鎌倉は全く念頭にないんですけどね・笑
ここは、草餅も葛湯も、お土産は3桁で済むので、お安いですよ。
その代わり不便な場所なので、足代が結構かさむかも・爆
ただ、奈良の長谷寺の方が壮大感はありますね。
特に下から上に登る回廊が好きです。
近年まで鎌倉にも同名の寺があるというのを知りませんでした・汗
だから比較はできませんが、ここの上を行くところがあるかと思うくらい、
荘厳だけど明るくて、特にあの長い登廊は圧巻なのでありますよ。