一里塚|シャシンとカメラのお板
日々撮りためた写真やお気に入りのカメラ、プチ薀蓄などをご紹介しています
202009 12345678910111213141516171819202122232425262728293031>> 202011
京都に夢殿?
先ずはこの写真を見ていただきたい。
ホントは撮影禁止なので焦って撮ったら傾いてしまいました、ご容赦 (^^ゞ
何に見えますでしょうか?
八角だし、、、夢殿かなぁ・・・それにしてはミニサイズだなぁ・・・

(1) 京都の夢殿?#1

いま京都の洛中西端は西大路通ですが、ここに三条、四条、五条と東西の幹線道路が交わっています。
ところが二条通はありません。この旧二条通はいつの間にか太子道(たいしみち)と呼ばれ、
西大路通を突っ切ってそのまま西へ延び、太秦の広隆寺に突き当たります。
この広隆寺は鎌倉時代に聖徳太子信仰が盛んになるとともに栄え、太子道を通って京の善男善女が訪れました。

飛鳥時代に山背(やましろ:当時の京都の呼称)で渡来人の秦(はた)氏が広隆寺の前身蜂岡寺を開き、
聖徳太子を支える重鎮として飛鳥と交流の深かったこともあり、夢殿をそこに建てたと伝わっています。
蜂岡寺はその後廃寺となりましたが、現在の広隆寺にそれが引き継がれたということです。
その所縁によって鎌倉時代に広隆寺の中に夢殿が建てられたと言われています。

この夢殿は正式には桂宮院(けいきゅういん)と称し、広隆寺の西北敷地内にあり、国宝指定を受けています。
(2) 桂宮院は美しい築地塀と竹林に囲まれてひっそりと建っています。
(3) いまは使われていませんが、桂宮院に直接入れる参道も残っています。
(2) 京都の夢殿?#2  (3) 京都の夢殿?#3
現在は桂宮院には広隆寺の奥にあるこの細い通路から入ります。
ただし、桂宮院は四・五・十・十一月の日曜祝日のみの公開です。
公開日にはこの入口に受付のおばちゃんが立って入場チェックしています。
(4) 京都の夢殿?#4
公開日の早朝には開門と同時に真言宗修行僧の新人が先輩僧に連れられてお参りに来ます。
真言宗(厳密には聖徳宗)の修行僧は絶対にここにお参りしないといけないという不文律があるとのことです。
この日も私が来た時には先輩からいろいろ説明を受けながら新人さんが戻るところに出会いました。
(5) 京都の夢殿?#5
ここは普段全く人の入らないところなので、木々が自然のまま鬱蒼と茂っています。
(6) 京都の夢殿?#6  (7) 京都の夢殿?#7
桂宮院の入口横にはちゃんと広隆寺太子堂がありますよ。
普段太子詣でされる方はこちらでお参りするようです。
(8) 京都の夢殿?#8
いかがでしたでしょうか、久しぶりに知られざる京都の蘊蓄話でした。

CONTAX G1 / Planar T* 45mm F2 / NEOPAN 400 PRESTO ND-76 1:1 23℃ 8分

関連記事

テーマ:史跡・神社・仏閣 - ジャンル:写真

コメント
この記事へのコメント
こんばんわ
広隆寺にこんな所もあるんですねー。
弥勒菩薩しか知りませんでした。もっとも実物は・・・記憶が無い(笑)。
浅草もですが京都も奥が深いです。流石千年の都です。
2007/06/22(金) 22:42:54 | URL | forester #r4PPa4LM[ 編集]
こんばんは、MADAMさん。
3と6と7、あぁ・・・安眠できそうです。。。
ありがとうございました。n(_ _)n
2007/06/22(金) 22:58:57 | URL | みやっち #smiPhBPU[ 編集]
foresterさん、私も最近まで知らなかったんですよ。
太子堂(太子殿)があって、太子道があって縁のある寺だなぁとは思ってましたが、
まさか夢殿があって、しかも国宝になってるなんてびっくりでしたよ。
地元の人間でも知らんこと結構あるんですなぁ、、、精進精進

みやっちさん好みのが久しぶりに出てきましたでしょうか・笑
こういう自然林というか雑木林はいいですね、
そこにいるだけで気持ちがゆったりしてきます。
ここは地元の人もあまり来ないので、日曜の朝は静かで狙い目なんです。
2007/06/22(金) 23:09:44 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
お寺には興味ありませんが、静かで観光臭くないのは良いですね。
2007/06/22(金) 23:36:20 | URL | kan #mQop/nM.[ 編集]
これはいいです。ほんと時間が止まった感じを
受けました。一枚目から引き込まれますね。
2007/06/22(金) 23:39:33 | URL | フジッペ #-[ 編集]
kanさん、ここは別世界でしたよ。
特に朝の開門直後に行きましたので、実に爽快でした。

フジッペさん、まだこんなとこが残ってたんだぁ、という感じでした。
普段非公開にしているだけに手つかずで俗化してないのがいいですね。
2007/06/23(土) 00:16:21 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
清涼な空気を感じます。そのままで残っているというのは、すごいですねぇ~。
2007/06/23(土) 00:42:57 | URL | 亜哉 #6Rfj3HqM[ 編集]
長い時間をかけて熟成されている造形ですね。
自然を利用して造形を溶け込ませる、匠達の生涯の何倍も何十倍にも受け継がれ
一段と完成されていくものに対する超大な思索があるように感じられます。
福岡にもわずかながらそのような年輪が輝きを増す場所が残されています。
なかなか写真にして残せない。
2007/06/23(土) 08:49:23 | URL | 610 #ENvXJ/Og[ 編集]
今日も涼しげな写真で癒されます~
毎日蒸し暑いですね~
2007/06/23(土) 09:28:57 | URL | doru #-[ 編集]
この奥深さが京都ですね。
行きたい、けど、蒸し暑いだろうなぁ、今は。
2007/06/23(土) 09:50:27 | URL | kk #lMBqkpAs[ 編集]
MADAMさんは当たり前ですけど、どれも白と黒と中間のバランスが絶妙ですね。
見た目はカラーだから想像しながら撮らないと、こうなりませんね。
2007/06/23(土) 12:01:33 | URL | サムスル #8f0QfD5U[ 編集]
亜哉さん、実はこの存在を初めて知ったのは昨年のことだったんですが、
最初は「フーン、まぁ一度見てみるか」程度の感覚だったんです。
でも、行ってみてびっくり、思わず「おおっ! これは凄い!」
足元がコンクリートで保護されたりしていますが、自然感が違いました。
まさにタイムトリップした感覚を覚えましたよ。

610さん、この築地塀もその背景の竹林も、計算し尽くされた名刹でしたね。
これが建てられたときの想いが脈々と受け継がれてきているのが分かります。
俗な観光のために手を加えず、一切を継承に尽くす潔さが心地よいです。
発掘すれば北九州にも山陰にもこのような歴史を刻んだものはあるのでしょう。
それを現代の我々が愛でることができるのは実に幸せなことだと思います。

doruさん、今日はくじけてしまいました。 (;´_`;)
朝からピーカン、梅雨の中休みでお出かけを目論んでましたが、8時には我が家は29℃!
あきまへん、とりあえず9時から整体に行って帰ってきただけでもうヘロヘロです・涙
VPK3枚玉とかKODAK Target-6とか試写してみたい機材は手元にあるんですが・・・

kkさん、もう蒸し暑くてたまりませんよぉ。
さすがこの桂宮院はこのようなときには来てくれても無駄と閉ざされています・笑
春秋の時候のいい頃に堪能してくださいと割り切っていらっしゃいますなぁ。

サムスルさん、反対にここはカラーで撮るのはものすごく難しいです。
色というのは茶と緑しかありません。目をモノトーンにしないと鑑賞できません。
カラーで撮るなら雨上がりの早朝、日が昇った頃しか撮りようがないかと・・・
朝10時を過ぎて昼になるともうモノクロでも光線が悪くて撮れません。
この写真は9時半頃なんですよ。これから陽が高くなって逆光になってくると、ネ。
2007/06/23(土) 13:36:25 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
ゆっくり歴史ある京都を回りたいなぁ~カメラ持って!笑
2007/06/23(土) 18:57:16 | URL | nonakadesu #-[ 編集]
nonakaさん、地元の人間でも知らない所って結構あるんですよねぇ。
ですから、いつどこを回っても新しい発見があるんですよ。
是非一緒に探検しましょう!
2007/06/23(土) 20:09:49 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.