季節の風物詩でTVニュースでは毎年必ず放映されますので、皆さんご存じでしょう。
ここがその矢場になります。
この写真は北から南に向かって三十三間堂の裏側を眺めていますが、
通し矢は、この長大な距離を南端から矢を射って、この北端の的に当てる競技です。
現実に見ますと、ほんとに届くのかいなと言うくらいとんでもない距離ですよ。
江戸時代にはここで各藩お抱えの弓道家による藩対抗通し矢大会が催されていました。
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ちょっと南に歩いて振り返り、的場を見てみます。
本堂の左側に小さく出っ張ったところ、通常はあそこが土産物売り場なのですが、
あの前に土嚢を積み、的をセットして競技当日は的場になります。
(2)

裏側の散策路を南に中間点まで来たところで三十三間堂を見ますと、裏口が見えます。
この位置が、ちょうど中尊の背中の位置に当たります。
(3)

やっと南端までたどり着きました。
普段ここは散策路の回りの玉砂利の庭ですが、通し矢の時にはここに射場が設えられました。
ここできりりと引いた弓から矢を射って、遙か120m向こう正面の的を狙うのでありますよ。
(4)

ところで、現在成人の日に新成人の女性射手が射るお馴染みの行事は、実は通し矢ではありません。
あれは、先ほどご紹介しました中間点付近に射場を特設したもので、射程距離は約60mになります。
弓道ではそれを「遠的」と言うそうで、『通し矢』の故事に倣った『遠的』が正しい伝え方です。
武術競技会である本来の通し矢は今は廃れて行われていません。
成人の日の行事は、本来は「三十三間堂大的全国大会」であり、60mでも相当なものではありますが、
無知なマスコミが勝手に「通し矢」と思いこんで言い触らし、いつの間にかそう呼ばれているだけのものです。
ちなみに本堂の南北長手方向の柱数は36本あり、各々の柱間長さは均等ではありません。
その柱間長さは中央で約4m、その両脇が約3.6m、そこから両端部までは約3.3mだそうです。
この柱間を呼び一間としたので三十三間堂と言うのだそうです。実際には柱間は35ありますが、
両端一間づつは庇内廊下のため本体(雛壇のある母屋)部分は三十三間になるんです。
CONTAX T3 / Sonnar T* 35mm F2.8 / KODAK 400TX ND-76 1:1 23.5℃ 8分
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すごい距離ですね。
弓道をやると左右の腕や手のひら・指の長さが違ってくるらしいですが
無理からぬ話ですね。
またまた一つお利口さんになっちゃいました。
その当時でも土嚢に届けば上出来、的に当たれば太鼓叩いて拍手喝采だったようで、
土産物屋の古手の小母ちゃんによれば、「今どき届きはる人おへんやろ」だそうです。
いつ頃廃れたのかは聞いておりませんが、現場を見れば、さもありなん、と思います。
本当は120m!!!
すげ~!
次ぎ見たら実はこれは違うんだ~ってウンチクたれてやります(笑
実際に120m飛ばす競技会やってもそれに見合う弓道家が集められるかって問題もあるし。
まぁ、ちゃんと理解せずに話題作りで騒ぐマスコミが一番罪深いかと。
驚きです!さすがだなぁ~
コントラストはそこそこなんですけどね。あまり経験したことない描写です。
こんなでっかいというか、長~い建物を見たのは久しぶりです。
上手く撮れて良かった。ホッ (*^_^*)
外以上に圧倒される空間です。
いつぞやのOFF会の次の日に一人で行って来ましたが、良い場所です。
多分昔のことだし、武士の体面もあるし、命がけに近いものだったでしょうね。
そちらのものも相当過酷ですね。神がかり的ハイな状態でないとできませんよね。
それにしてもこの距離はすごいです。スコアボード直撃の大ホームラン距離ですよ!
いやぁ、実にタフな人だと感心しとったんですけど・笑 堂内は突然別世界ですよね。
アレは邪念を持って入ると身震いしてしまいます。ここはホントに心洗われるいい所です。
皆さんにお勧めしたいですね。
三十三間のこと,通し矢のこと、為になりました。
今回折角だから行ってから説明書きを読んで、「90へ~~」になって帰ってきました。
聞いてみないと分からんことって多いですね。
飛びます。60メートルでは相当の角度に打ち上げる
必要がありますね。アーチェリーなら90mも普通の
距離ですが、和弓だとよほど強い弓を名手が引かねば
通ることさえないという話を聞いています。
その昔の行事がどんなものだったかはわかりませんが、あの距離を飛ばす名手は限られるかと。
ですから、この競技を復活させるに当たっては、呼び三十三間を尺貫法三十三間に読み替え、
「三十三」にこだわった現在の約60mに落ち着いたのかな、と想像しています。
それでも60m先の的に和弓で命中させるのは至難の業と思うのですよ。
今までマジメにTV画像を見ていませんでしたが、今度はホントにどのあたりから射てるのか、
じっくり眺めてみたいと思っています。ひょっとしたら近的距離まで、33mになってたりして・爆
報告されたFinepix F710は使えるでしょうか。
オークションではこちらの方が安いので見ていますが。
現在の私の環境ではハードルがありまして、悩んどります。
・xDピクチャーカードの手持ちがない
・バッテリーを充電できる充電器などがない
・△穴特殊ネジ用ドライバーがない
メディアや充電器が付属していれば、このハードルはクリアできますが、
特殊ネジ用のドライバーが手持ちの流用や改造で対応できるか、
やってみないと何とも言えませんので、不安なのでありますよ。
チューニングなんでしょうけど。
シャッターのタイムラグだけが、少しイライラです(笑)。
シャッターのタイミングは、これコンタックスのクセでしょうかね。チョイまどろっこしいですが、
シャッター半押しのフォーカスロックしてればかなりマシになりますね。
ファンクション設定で半押しでレンズをポイント移動にしとけばいけるのかな。
このファンクションモードがあるということは、それだけ要望があったということ・笑
そろえてから送りますので、壊れて元々でやって
下さいませ。
敬礼!
それより、ニコイチやった残材のダメダメセットとか未検品手つかずコンデジとか整理しないと、
何がなにやら分からなくなりますので、とりあえず身辺整理をおっぱじめて・・・・
ひょっとしたらここで出来てくるものがあるかもしれないし・笑