一里塚|シャシンとカメラのお板
日々撮りためた写真やお気に入りのカメラ、プチ薀蓄などをご紹介しています
201908 123456789101112131415161718192021222324252627282930>> 201910
梅小路蒸気機関車館
10月の中旬に京都にある梅小路蒸気機関車館に久しぶりに行ってみました。
10月14日は鉄道の日、この日にちなんだイベントも催され、心地よい行楽日和にも恵まれ、
この日の蒸気機関車館はいつも以上の人出で賑わっていました。

(1) 梅小路蒸気機関車館#1

ここに来るともう全国的にほとんど見られなくなった転車台と言われるターンテーブルと扇形庫
これを見ることができます。蒸気機関車が盛んなりしころ、方向転換するために必要だったこの施設も、
無煙化が進み、両側に運転台の付いた電気機関車やディーゼル機関車に置き換わると無用の長物になり、
次々に廃止となって撤去されて、いつの間にか見ることのできない鉄道施設になってしまいました。

(2) 梅小路蒸気機関車館#2

(3) 梅小路蒸気機関車館#3

この日はいつも以上に屋外展示車両が多く出ていて、誇らしげにその勇姿を見せていました。

(4) 梅小路蒸気機関車館#4

その中でもこの1080号はこの日の目玉展示でして、
かつてネルソンと呼ばれて親しまれていたテンダー機関車をタンク機関車に改造したものです。
本線の区間運転や地方路線の主力機として客貨両用で活躍していましたが、
戦後は昭和30年代まで各地の構内入替などで余生を送り、重宝されていました。

(5) 梅小路蒸気機関車館#5

この機関車は、1901(明治34)年に「D9形651号機関車」として製造されたあと、
初期の東海道本線で主に急行列車を牽いて走り回っていました。
ネルソンというのは、元々英国ニールセン社の蒸気機関車を訛って通称したものですが、
同社の多くの蒸気機関車の車軸配置が4-4-0、2B(先輪2軸、動輪2軸)テンダーであったので、
この車軸配置のものを広くネルソン形と通称するようになりました。
各種総勢49両の大所帯でしたが、順次テンダー式からタンク式に全車改造されました。
1925~1928年の改造により車軸配置が4-4-2(2B1)になり、小回りのきく便利な機関車となったため、
昭和戦前を通じて民間に払い下げられたり、長くローカル線や入替機で重宝されました。

この1080号は1926(大正15)年に「1070形1080号タンク機関車」に改造され、
日鉄鉱業株式会社に譲渡されてからは同社の鉱山で活躍していまして、
廃車後保管されていたものを長く保存するために整備してここに持ってきたものです。
鉄道の日(2009.10.14)に譲渡式が行われた機関車です。


SONY α700 / SIGMA AF ZOOM 18-125mm F3.5-5.6D DC

関連記事

テーマ:鉄道写真 - ジャンル:写真

コメント
この記事へのコメント
長い煙突が初期の型を感じさせますね。スティーブンソン
の蒸気機関車の発展系だと感じます。よく残っていたものです。
2009/11/22(日) 20:17:35 | URL | kan #mQop/nM.[ 編集]
明治34年!親父が35年生まれですよ。10年位前に50回忌やりました。
転車台は懐かしいですね。岩見沢に残ってたかな?無くなる前に写真撮っておかねば。
2009/11/22(日) 20:55:04 | URL | forester #2ukxmIo6[ 編集]
kanさん、昔はボイラーも小さく背も低かったので機関車の煙突は長かったですね。
およそ車両限界サイズまで伸ばしていました。煙突が低いままだと機関手が煙まみれ・笑
これも保管状態では相当きてたと思いますよ。旧国鉄の再生能力は凄いんです。
2009/11/22(日) 21:47:02 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
こう言う蒸気機関車が真近に見れるなんて羨ましいです。
僕が生まれて初めて蒸気機関車なるものを見たのが小学2年くらいの頃でした。西条町に祖母が
住んでましたけど、その近くの田で友達と遊んでいた時に前方通過を目撃したのが初めてです。
あれは今でも忘れられません。ウァーなんて皆で駆け寄りましたね。
C62かよくわかりませんけど、貨物でした。
西条駅から東寄りの沿線の田んぼからでした。今でも脳裏には鮮明なカラー動画です。(笑
2009/11/22(日) 21:49:24 | URL | フジッペ #-[ 編集]
foresterさん、明治34年、35年と言えば日露戦争前夜ですね。
そんな頃にこの機関車が作られ、一時使われずにおいとかれたとはいえよく再生したものです。
現在残っている転車台は実用性ほぼゼロでしょうから、今となっては壊すに壊せず、
だからと言って整備保存するにはどうも、と困った存在なんでしょうね、多分。
2009/11/22(日) 21:55:47 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
フジッペさん、西条ってば八本松の近くですね。山陽本線の難所ですね。
その頃の貨物列車ならD51かD52が牽引していたと思います。ひょっとしたら後補機が付いて。
八本松から瀬野の区間はあの頃なら後押しの機関車がないと越えられない山道でしたね。
この近辺ですと機関車もフルパワーで走るからその音と煙は凄い迫力だったでしょうね。
2009/11/22(日) 22:14:40 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
いままであったB20とかわいいのが入ってこれで2機になったんですね・・いいなぁ。
2009/11/22(日) 23:37:13 | URL | 亜哉 #6Rfj3HqM[ 編集]
亜哉さん、この日もB20は屋外に出て日向ぼっこしていましたよ。
昔ならこの1080も中型だったんでしょうが、今となっては小型の部類になってしまいますね。
これからは梅小路を訪れたらこの1080にもお会いできるようになりました。
2009/11/22(日) 23:51:33 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
なんでも数日かけて夜間の大移動だったそうですね。
搬入時の写真よりきれいになって
貴重なものですね。
動くというのが素晴らしい。
つい先日C571の復元作業をNHKが録画した番組を見ましたが
大変な作業のようで面白かったですよ。
2009/11/23(月) 07:37:45 | URL | めだか猫 #grGQ8zlQ[ 編集]
あ~人吉のSLを撮って来ますね!と言っていたのに今年は、行けそうにないです~・・苦笑
来年は、何とか約束とし撮って来ますね・・
2009/11/23(月) 09:14:47 | URL | nonakadesu #-[ 編集]
梅小路には行ったことがあります。もう息子は気が狂いそうな様子でした(笑)。
機関車を地面から見ることができるので、その大きさにびっくりしますね。
また、行ってみたいです。
2009/11/23(月) 09:35:50 | URL | jakartafe3 #.j2BAk02[ 編集]
猫さん、搬入に至るいきさつを私は知りませんでしたが、小型とはいえ何十トン、
大騒動になってしまうのは容易に想像できますね。
梅小路は伝統的にお召し列車用機関車整備技術を継承していますし、
高取では蒸気機関車を作れるくらいの技術を持っていましたので、
こういった整備保存技術を集約したここに来た機関車は幸せだと思います。
2009/11/23(月) 10:43:38 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
nonakaさん、先日私の友人がSL人吉号に乗ってきたと自慢してました。
何やら乗客はコアなマニアよりもSLを楽しみたい客が多いようで、
熊本-八代の区間だけ乗って降りてしまう人も多いとか、
山区間こそSLの醍醐味なのにね、と笑ってました。
2009/11/23(月) 10:48:57 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
fe3さん、ここに来ると子供は最低1オクターブ上がりますな・笑
扇形庫内の見学デッキに昇れば上から機関車を見て触って、キャブに乗り込んで、
とにかく手の届くところで上から下から中まで見ることができますので、
その大きさを実感できますね。車輪なんて私の背よりもでかいですからね。
走る汽車にも乗れるし、2時間もいれば興奮しすぎて帰る頃にはぐったり脱力でしょうね・爆
2009/11/23(月) 11:02:25 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
高校生の頃、ここに来ました。
その時は夕方近くだったためか?蒸気機関車は、扇形庫に収まっていて、外には出ていなかったような気がします。
動輪のデカさは旧交通博物館で見てましたが、蒸気機関車本体を間近で見られてすごく興奮した記憶があります。

ここのところゴタゴタしてまして、まだ頂いたコンバージョンレンズを使ってません。
今週はどうにかなりそうです。
2009/11/23(月) 17:17:05 | URL | maimai #/.OuxNPQ[ 編集]
maimaiさん、暫くです。
ここでは常時屋外展示している機関車は半月程度で入れ替えますが、大体出しっぱなしですけど、
以前は一旦扇形庫に収めてたのかしら。現在はSLスチーム号で走った機関車に
石炭や水を補給する作業やターンテーブルで開店させるデモンストレーションを
毎日16時頃に見せていただけますよ。こうやって転車台を毎日動かすのも保守の内なんでしょう。
年末を控えこれからいよいよ気忙しい時期に入っていきますね。
まぁ、趣味の世界で気忙しくしても面白くありませんから、ゆっくり楽しんで下さい。
2009/11/23(月) 17:32:11 | URL | 管理人[MADAM] #.Q7UDCiU[ 編集]
コメントを投稿する

管理者にだけ表示を許可する
トラックバック
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
copyright © 2004-2005 Powered By FC2ブログ allrights reserved.