この時の写真をご紹介してゆきます。
すでに亜哉さんが濃密に、foresterさんやebatomさんがピックアップして出されてますので、
二番煎じではありますが、コース紹介ということでご案内~~
初日に集合後、皆さまを最初にご案内したのが蚕ノ社(かいこのやしろ)です。
難読駅名とまではいきませんが、最初はこの読み方でいいのかしら、と不安になるかも・笑
嵐電に乗って最初の途中下車駅である蚕ノ社駅から北へ5分ほど行ったところにあります。
その入口はこんな感じでありました。
実に閑静で立派な神社です。
(1)

ちょっとオイタをして赤外線写真してみましたら、こうなりました。
なかなかの雰囲気になるでしょう?
(2)

蚕ノ社?
なんじゃそれと思われるでしょうが、ちゃんと名前が刻まれております。
(3)

実はこのお社の正式名称は木嶋坐天照御魂神社(このしまにますあまてるみむすびのやしろ)と言う
略して木嶋神社なのですが、境内摂社に蚕養(こがい)神社があり、一般には蚕の社と言われています。
蚕ノ社は現在の木嶋神社本殿の東側にある蚕養(こかい)神社(木嶋神社東本殿)のことを指すのですが、
分家の名前が本家を乗っとってしまった面白い神社なんです。
由来は、朝廷が桑の栽培に適した場所へ秦氏の民を移住させ、桑を植栽させたからと言われています。
そもそもこのあたりは平安京造営時に桓武天皇の命を受けて活躍した功労者で朝鮮半島から渡来した秦氏一族が
領有した広大な土地の中にあり、この木嶋神社も深い森を抱えています。この森は元糺(もとただす)の森と呼ばれ、
嵯峨天皇の時代(809~822)に「糺(ただす)」を下鴨神社に遷してから、ここの森を「元糺」とされたそうです。
以来、鴨氏の氏神を祀る下鴨神社の森を“糺の森”と呼び、木嶋神社の森を“元糺の森”と称しています。
糺は「誤りを正す神」のことを言うようです。
さて、その蚕ノ社は訪れたときには秋真っ盛り、いろはモミジもきれいに紅葉していました。
(4)

木嶋神社本殿の右手側に蚕養神社(東本殿)があります。
正面の拝殿の左側が元糺の森で、森のなかに元糺ノ池があります。
(5)

こうやって由来を紐解いてゆくと、一つ一つの造作物が何やら謂われありそうに見えてきます。
しかし、ここにある建造物の大半は明治時代に荒れていたのを再構築したもののようです。
(6)

元糺の森には立ち入りができませんが、中にある元糺の池の向こうにある鳥居をのぞき見ることができます。
この鳥居は他では見られない珍しいもので、三本足の鳥居なんです。上から見ると三角形に組まれています。
(7)

三つの石製鳥居を三角形に組み合わせ、中心に石積みの神座があり、三方から拝むことができます。
三方向は、北は双ケ丘、西は松尾大社、東は稲荷大社の方向で、いずれも秦氏ゆかりの場所です。
普段はいつも静か、観光地が人であふれかえっているのに私たちが訪れた時もほとんど人と出会いませんでした。
SONY α700 / SIGMA AF ZOOM 18-125mm F3.5-5.6D DC
FUJIFILM FinePix F710 IR76赤外改造
- 関連記事
-
- 広隆寺 (2010/01/08)
- 蚕ノ社 (2010/01/04)
- 人力車 (2009/12/23)
ました。写真との連携がさすがです。
上司がMADAMさんなら、私のような屁理屈
屋も安心して仕事出来ます・笑
もう口数でごまかさないとどうしようもないですよ・汗
実は私が屁理屈をこねるので、上司が手を焼くタイプなんです。
だから理屈をこねて迫られても逃げられるよう手を打って・・・・
久しぶりに見た赤外は、やはり凄く魅力がありますね~
昔と変わることなく、やっぱり静かでいいところでした。
ここはご案内してよかったと思います。
でも、何でこんなに人が少ないんでしょうね、いいところなのに。
今年もよろしくお願い致します。(ご挨拶が遅くなりました・・・謝)
やはり2枚目が印象的ですね。1枚目とはまるで別の場所のように見えます。
そろそろ赤外への興味も薄れてきていたんですけど、こういうの出されちゃうと、またムラムラと・・・笑
なかなかPCに向かう時間がとれないのと、全然撮りに出てないのでサボり癖がついてしまって…
今年もよろしくお願いいたします。
赤外写真は一時期ムラムラと燃え上がりますけど、集中してると飽きてしまいますね。
たまに思い出して撮ってみるくらいが新鮮でいいんじゃないか、なんて感じますよ。
うろついていると、たまに「おっ、これは赤外向き」なんて素材に出会いますので、
そん時に撮り損ねないようにできるだけ一緒に持って出られるようにしています。
1枚もシャッターを切らずに持って帰ってくることも多いですけどね・笑
まあ歳をとるのが嬉しい歳じゃないしな(爆)。
秦氏ゆかりの神社だったのか!現地で説明聞いてますよね。
どうも耳の穴を通過してしまっています(歳だ!)。
60過ぎて得するのは京都府立植物園に無料で入園できるとか、
映画館で入場料がシニア料金のシニア料金千円にしてもらえるとか・・・・
現地では話しましたかねぇ、、、神社の謂れ書きの看板には書いてありましたけどね。
本年もよろしくお願い致します。
お蚕神社だったら狛犬ではなくて狛猫の可能性がありますね?
京都の北の方にあるらしいのですよ。
機会があったら一度自分で訪ねてみたいものです。
これはたまたま見つけて撮っただけのことで、ものとしては比較的新しいと思います。
単純に「お、これは証拠写真になる!」と撮っただけなんですが・笑
お蚕さんは狛猫なんですか? それは知りませんでした。
もともと京都の神社は古い神道から興っているところが多く、
狛犬自体がほとんどないんですよ。摂社に稲荷神社があれば
お狐さんがにらみを聞かせてるんですけどね。狛猫さんは気をつけて見ておきます。
三本足の鳥居は面白いですね、興味津々です。
それに亀が載っている屋根も何かの謂れがあるんでしょうね。
訪れてみたくなりました。
今年も貴サイトを拝見させていただきたく思います、よろしくお願い申し上げます。
三本脚の鳥居はかなり珍しいものだと思います。
ケルンのような石積みの神坐、これも古い信仰対象様式として興味深いですね。
こういう見方をすると、ここに存在するもの全てに何らかの謂れがあるように感じてしまいます。
チンチン電車の電停から5分ほどで行ける便利なところですが、意外と人が少なく、
ちょいとのぞきに行って損のないところだと思いますよ。
今年もつれづれにいろんな写真を出してゆきますので、変わらず、よろしくお願いします。
動物の年齢計算機の作者、Super源さんです。
いつも、拙作ブログパーツをお使いいただき、ありがとうございます。
さて、今までこちらのブログでは、何故か両ブログパーツを構成する部品の一部に太枠がつき、見にくかったと思いますが、さきほどブログパーツ側のCSSで対応いたしました。
今度は見やすくなっっていると思います。
それでは、「簡易型犬の年齢計算機」と「簡易型ネコの年齢計算機」、今後ともよろしくお願いいたします。

恐縮です。ありがとうございました。
当サイトでは愛犬家、愛猫家も結構多く、好評ですので継続して使用させていただきます。
こちらこそ今後ともよろしくお願いいたします。
あけましておめでとうございます。
2010年がMADAMさんにとって素晴らしい年になりますように。
三方から拝める鳥居は独創的ですね。初めて見ました。
それでは今年もお元気で。
この三本脚鳥居は現代の省資源、省スペースに通ずるECO、
その先駆けのような印象ですね。三本の鳥居と三つの祠を建てるより、
一つで済ませる合理性が何ともユニークな発想で好ましいです。
fokaさんもお元気で、新たな写真を発表されるのを楽しみにしています。
特に神社仏閣のように樹木が多い場所だとかなり別イメージの写真が撮れるので、私は好きですよ。