壺阪寺の正面から階段を上り山門を入ったところに小さなお堂があり、
そこには涅槃像が横たわっていました。
普通は法衣を着けた姿で横たわっているのですが、
この小さな涅槃像は布団を被っていて、まるで普通に眠っているようです。
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そして寺を見下ろせる高台の方に行きますと大きな広場がありまして、
そこには巨大な涅槃石像がありました。身長8mの大きなお釈迦様でありました。
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一段と高いところからその背後を拝見しますと、更にその大きさが目立ちます。
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涅槃像を背に更に上って行きますと、そこにはこれまた巨大な観音像がありました。
涅槃像の向こうのお山に見えておりましたが、身長20m、1200トンにもなるという観音石像でありますよ。
涅槃像とともにインドで作られ、60余個に分割されてここに運び込まれたとのことでした。
(4)

傍に寄りますと、見上げて首が痛くなるほどの巨大さでありました。
更に、台座を見ますと奉納された水子供養の童石像がいくつも・・・・
やはり不気味なのでありました。
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いやはや、霊場というものは一種の肝試し的要素があるものなんですねぇ。
NIKON D40 / AF-S DX NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6 GII ED
FUJIFILM GA645 Professional / SUPER-EBC FUJINON 60mm F4 / Agfa APX100 ND-76 1:1 23℃ 8分
FUJIFILM Finepix F710 / IR76
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最近の巨大像は非常に悪趣味な感じがして苦手です!
機械彫りと言うのでしょうか、つるんとしてきれいすぎるのかもしれません。
そして、作者(デザイナー)の意図というか顔が見えてこないんですよ。
この彫像で何を訴えたいのか分からなくてただ美しい仕上だけ、
仰るとおり悪趣味としか見えないのが多いですね。
実際には存在感に威圧されるでしょうね。
最近の大きい像に感心しない話、同感です。妙にきれいで
訴えるものが無いです。
有りですね・・ホント肝試し的要素がたくさん・・笑
ただ、傍で見ても、遠目に見ても、デカさ以外に感動を覚えないのは何でだろ、
と考えますと、やはりきれいすぎること、寸分狂いなく機械加工された工作品、
そういうイメージしか涌かないからじゃないでしょうかね。作り手を感じないんですよ。
心を感じないオブジェとしての人像は、冷酷な視線しか感じないので不気味です。
お寺さんとしては、そう感じられるのは不本意だと思うのですが・・・・