参道沿いの鬱蒼とした木立の間に見えたのは、ズラリ並んだ朱い提灯から定番のお稲荷さんでしょうか。
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これがお稲荷さん、勝山稲荷社であります。
参道に稲荷の入口が接していますので、すぐに詣れます。
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拝殿前では狛犬ならぬお狐さんがおなじみのポーズで出迎えてくれます。
この拝殿奥の斜面に渡り橋でつながった本殿があり、小振りながら神社様式でまとまっていました。
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この勝山稲荷の横手にも鳥居があり、勝山稲荷の裏山に通じる細い坂道がありました。
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裏山に登ってみますと、この小山の上にもこぢんまりと勝山稲荷がありました。
これは旧の勝山稲荷だそうで、現在の勝山稲荷が造られた後も元稲荷として残されているそうです。
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非常に地味で見落とすところでしたが、天満宮社もありました。
天満宮といえば立派で大きな神社を思い浮かべますが、とてもこぢんまりとしています。
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向日神社の本殿の横手、旧本殿跡に通じる通路の傍には御魂社がありました。
伊邪那岐尊-いざなぎのみこと、伊邪那美尊-いざなみのみことをお祀りするだけに
質素で小振りではありますが、実にきれいに手入れされていました。
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他にも春日社など何社かありますが、向日神社は立寄る前の期待を上回る立派な神社でありました。
昔このあたりをうろついていた頃には、その存在は知っていましたがこれほどの由緒と規模とはつゆ知らず、
まるで気にかけないで通り過ぎていました。いやはや、無知とは恐ろしいものであります。
FUJIFILM Finepix S5 Pro / Tokina AT-X 124 PRO DX 12-24mm F4、SIGMA AF ZOOM 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM
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たくさんということは、寄進された方も多かったんですね。おまつりなんかも賑やかなんでしょうねぇ
石造の鳥居なんて良い感じです。写真になりますねー。
それぞれが大切にされているのが分かりますね。
私が行ったときも本殿にお参りして、各境内社を順に回って、
そんな方が何人もおられましたよ。
歩いてみれば撮りたい題材がわんさとあるし、困りましたよ・笑
分業しているとは面白いです。
我々を取り囲む自然の姿や雨風までもそれぞれ精霊が宿るとして敬い、
それに加えて皇統権威付け神話が加わってとてつもない多神教になってますね。
御利益も役割分担していますので、専業小売店の商店街というところでしょうか・笑