このあたりは向日山の裾に沿い、丹波山地から延びる台地の上を通りますので道路は平坦です。
街道沿いには旧家が往時の姿を残しているのが何軒も見られ、中には重文指定されたものもあります。
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西国街道から枝分かれする路地も昔の匂いを感じさせる風情豊かなものです。
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昔ながらのたばこ屋さんもちゃんと営業してましたよ。ご安心ください。
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暫く道なりに歩いていますと、道は三方に分かれます。
二股に分かれる道と左に直角に分かれる道です。
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右に分かれていくのが西国街道、ここから久世を通り平安京の朱雀門に至ります。
真ん中の道が愛宕道で真っ直ぐ北上して桂、松尾、嵐山へ向かいます。現在は物集女(もづめ)街道とも言います。
左に曲がると丹波道で、向日山を回り込んで小畑川の方に下って行き、更に丹波の山地を目指します。
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先にご紹介しました八百屋さんはこの交差点にありました。
真ん中の愛宕道を進みますと途中で右に二股に分かれ、阪急東向日駅からJR向日町駅に至る道が通っています。
現在はこちらを西国街道(新道)と呼んでいまして、高度成長期に道路が拡幅され、
バスも通るメインストリートになっています。長々と続く向日市商店街はこの新道が引き継ぎます。
右に分かれる元々の西国街道は道が細くて車のすれ違いも難しいので、一方通行になっていますが、
本来の西国街道は一般に旧道と呼ばれています。旧道と新道は東向日駅前で合流します。
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この後、私は当然のことながら旧道を歩いてゆくことにします。
FUJIFILM Finepix S5 Pro / SIGMA AF ZOOM 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM
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歴史も今も・・入り混じっているから
しっかり残ったものが、価値を感じますね。
今どきの真新しい家やマンションなんてのも建っていますが、
これはひょっとして明治か?みたいな家も結構建っていたりします。
道路が妙に整備されていないから雰囲気がいいですね。
旧家があったり、しっとりした町並みに感じます。
ちょっと感じられる風情ですね。旧道を選ぶのはしごく
当然と感じます。
地形的に昔の街道の分岐点が多すぎて、いちいち追分って言ってたら追分だらけ?・笑
わざわざ言うほどのこともないありふれたものだったからなのでしょうか。
街道筋はかなり元の形態を残していますので、今どきの家屋があってもそれとなくわかります。
横道や旧道はいわゆる砂利道でした。それも土と小石が混然となって踏み固められた、
そんな風な固い路面で、雨上がりなど水たまりもよく見かけた記憶があります。
時々補修で砂利を撒きにトラックが来たり、夏にはホースで水撒きしている人もよく見かけましたね。
シャッターが切れませんでした。残念ながらこの辺りで写した記憶はありませんねぇ。